理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2024年の衆院選で落選しました。2019年10月の特別委員会で、経済について議論していました。
相当程度緩和されるものと見込んでおります
武田議員は、消費税について議論しました。
本日施行となった消費税率(10%への)引上げに対しましては、幼児教育無償化、社会保障の充実による支援、加えてポイント還元やプレミアム付き商品券などの新たな対策を講じ、国民の経済活動への影響は相当程度緩和されるものと見込んでおります。
第199回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号 令和元年10月1日
武田議員は、消費増税が国民経済に与える影響は小さい、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
赤字国債というものを余儀なくされている
2021年1月の総務委員会で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
①ただ、今、コロナウイルス感染症対策で、非常に国も赤字国債というものを余儀なくされていることから、そう簡単に、この(地方交付税の)総額引上げということは簡単ではないとされているけれども、我々としては、粘り強く、諦めずに、少しでもこれを、総額をしっかりと確保できるように努力を重ねてまいりたいと考えています。
②…今コロナ対策で国も大変な赤字国債というものを発行しておって、なかなか平常時と違ってハードルも高い部分はあると思うんですけれども、これはやっぱり我々の仕事ですから、諦めずに粘り強くこのしっかりとした総額確保に向けて全力を投下してまいりたいと、このように考えております。
①第204回国会 衆議院 総務委員会 第1号 令和3年1月25日
②第204回国会 参議院 総務委員会 第2号 令和3年1月28日
武田議員は、国債を平時よりも多く発行しているため、地方交付税の予算を十分確保することができない、と答弁しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
地方(自治体)が緊縮財政の下…ではない
2021年2月の本会議で、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
次に、2030年度の地方財政の姿について御質問をいただきました。
内閣府がこの1月に作成した中長期の経済財政に関する試算では、2030年度の地方のプライマリーバランスは黒字になると試算されています。
この試算は、地方の歳出について、高齢化の進展や物価の上昇等を反映して、歳出改革を織り込まない自然体の姿で増加すると想定しており、地方が緊縮財政の下で黒字を達成するとの試算ではないものと承知をいたしております。
第204回国会 衆議院 本会議 第8号 令和3年2月16日
武田議員は、国がプライマリー・バランスの目標を掲げても、それが地方自治体の緊縮財政につながる訳ではない、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本はプライマリー・バランスのせいで、コロナ以前から世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率43.3%の次点で落選しました。
(有効投票数130,746票 投票率54.44%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
村上 智信 (維新) | 45.0% (58,842票) |
武田 良太 (落選) | 43.3% (56,607票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ