理由:「財政出動」に賛成するため
2024年の衆院選で落選しました。自民党の有志で「日本の未来を考える勉強会」に参加し、消費税の減税と財政拡大を提言しています。
衝撃を受けております
2020年2月の予算委員会で、まず経済成長率について議論しました。
内閣府が発表しました月例経済報告、10―12月期の速報値が▲1.6、年率換算▲6.3というのを私も聞いて、非常に想像を超えて悪かったなというふうに衝撃を受けております。
第201回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号 令和2年2月25日
石川議員は、戦後の中でも最も低い成長率に衝撃を受けていました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本は、コロナ以前から世界最低水準の成長率でした。
物価目標の2%達成
次に、物価について議論しました。
やはり機動的な財政運営というものが必要だと私自身は考えております。このままいけば、政府が掲げておりますPBの黒字化目標と物価目標の2%達成というのも極めて難しい状況になってしまうのではないかと思っております。
第201回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号 令和2年2月25日
石川議員は、政府が財政出動しない限り、物価上昇率2%を達成することはできない、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。それに対して、外国は約2%のペースで上昇しました。
デフレ脱却を阻んでいるのではないか
さらに、PB(プライマリー・バランス)について議論しました。PBとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
やはりPBの黒字化目標というのは柔軟性に欠ける、そして機動性に欠けるのではないか、このPB黒字化目標がデフレ脱却を阻んでいるのではないか、私自身そのように考えておりますけれども、西村大臣の御見解をお伺いいたします。
第201回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号 令和2年2月25日
石川議員は、政府がPBの目標を守り続けていると、財政出動が不十分になるため、デフレを脱却できない、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本は、プライマリー・バランスのせいで世界最低水準の伸び率になりました。
失われた30年というものをつくってしまった
最後に、平成の経済政策を次のように振り返りました。
平成を振り返りまして、どういう経済だったかというと、やはり、政府は財政再建と構造改革というものを主軸に置いて優先することで、景気回復を完全に果たせぬまま、失われた30年というものをつくってしまったのではないかなと思っております。
石川議員は、景気が回復しなかった原因が経済政策にある、と主張しました。

上のグラフは、日本と外国の平均年収を比較したものです。日本の平均年収は、世界最低水準の伸び率でした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率39.0%の次点で落選しました。
(有効投票数119,849票 投票率52.56%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
浅野 哲※ (国民) | 53.7% (64,351票) |
石川 昭政 (落選) | 39.0% (46,717票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ