理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2024年の衆院選で落選しました。2019年2月の財務金融委員会で、消費税について議論していました。
消費税増税による増収分を全て使い切る
中山議員は、2019年10月に行われた消費増税について議論しました。
消費税の変更に伴う駆け込み需要と反動減の平準化について伺いたいと存じます。政府が説明されておられる、消費税増税による増収分を全て使い切るとはどのようなことか、また、その使い道の意図は何か、お教えください。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成31年2月19日
中山議員は、消費税の増税を前提に、その後の議論を組み立ていきました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
大変十二分な取組だ
この中山議員の質問に対して、上野副大臣は次のように答弁しました。
具体的には、今回の8%から10%への消費税率引上げによる直接の負担増…5.2兆円となります。
これに、幼児教育の無償化、社会保障の充実など既に決められている措置、これが約3.2兆円ございますが、それを講じることによりまして、差引きで経済への影響は2兆円程度に抑制されるものと考えております。
これに対しまして、臨時特別の措置として、予算面では…合計2兆円程度になります。税制面では…0.3兆円程度と見積もっておりまして、合わせて2.3兆円程度の措置を講じることとしております。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成31年2月19日
要約すると、納税者の負担が5.2兆円増えるため、それに匹敵する5.3兆円の予算を講じるという答弁でした。これに対して、中山議員は次のように述べました。
大変十二分な取組だと思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成31年2月19日
中山議員は、消費税の納税額に匹敵する予算を組んでいるため、十分な景気対策になっている、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。中山議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率27.7%の次点で比例当選しました。
(有効投票数189,354票 投票率57.98%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
笠 浩史※ (立憲) | 49.6% (93,878票) |
中山 展宏 (落選) | 27.7% (52,358票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ