理由:「財政出動」に賛成するため
2024年の衆院選で落選しました。2018年3月の内閣委員会で、物価について議論していました。
デフレ経済期…今の日本に起きているということじゃないでしょうか
泉田議員は、インフレとデフレについて議論しました。インフレとは、物価が上がり続ける現象、デフレとは、物価が下がり続ける現象をいいます。
…高度経済成長期はインフレ経済下にあったわけであります。これは別な言葉で言うと、企業がお金をため込んで内部留保をしていると目減りをするということになるわけです。ため込んでいると損する社会、これがインフレ経済社会ということになります。これは当然のことですが、投資事業に振り向けた方がいい、ためようという気にならないわけであります。
では、デフレ経済期というのはどういうことになるのかというと、内部留保をためておくと価値が上がっていく社会を意味しているわけです。リスクをとらずにため込んでおくと価値が上がる社会に誰が投資をするんだろうかということが、今の日本に起きているということじゃないでしょうか。
…バブル期を超えて史上最高の内部留保をためる、これを是正していくためには、やはり日銀、政府、協力をしてインフレターゲット2%をやっていただく必要があるんじゃないかなということを強く実感をいたしております。
第196回国会 衆議院 内閣委員会 第2号 平成30年3月9日
泉田議員は、日本がデフレに陥っているため、物価を毎年2%ずつ上昇させる必要がある、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。それに対して、外国は約2%のペースで上昇しました。
経済政策が十分に練られていなかったからと言わざるを得ない
次に、日本の経済成長率について議論しました。
そこで、内閣府にお尋ねしますが、実際に1995年以降、ここ20間で、主要国、中国、インド、英国、アメリカ、ドイツの名目GDPと日本の名目GDPが何倍になったのか、教えていただきたいと思います。
…今お聞きをいただいたとおり、世界各国はしっかり経済成長している中で、まさに失われた20年間、日本だけ立ちどまって、全く進展がなかったというのが世界の中における日本の姿。 やはり、これは経済政策が十分に練られていなかったからと言わざるを得ないのではないかなというふうに思います。
第196回国会 衆議院 内閣委員会 第2号 平成30年3月9日
泉田議員は、日本だけが経済成長しなかった、と主張しました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。泉田議員のいう通り、日本は世界最低水準の成長率でした。
機動的財政出動…もっと積極的にこれを活用すべきだ
さらに、経済政策について議論しました。経済政策は、日銀による金融政策と政府による財政政策に大別されます。
日本だけ異常であった状況を是正するためには、金融政策に加えて機動的財政出動、そしてまた格差の是正、ぜひ進めていただきたいというふうに考えます。
そこで、村井政務官にお尋ねしたいと思います。もともとアベノミクスの三本の矢の中に機動的財政出動が含まれておりましたけれども、もっと積極的にこれを活用すべきだと思いますが、見解をお伺いしたいと思います。
第196回国会 衆議院 内閣委員会 第2号 平成30年3月9日
泉田議員は、財政政策をもっと推進するべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2024年衆院選の得票率
得票率20.8%の3位で落選しました。
(有効投票数208,832票 投票率60.30%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
米山 隆一※ | 44.9% (93,764票) |
鷲尾 英一郎 (落選) | 34.3% (71,672票) |
泉田 裕彦 (落選) | 20.8% (43,396票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職
