理由:「財政出動」に反対するため
2022年2月の本会議で、財政について議論していました。
明快な内容が全く示されませんでした
伴野議員は、まず財源と国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
…財源確保策についてお伺いいたします。
この間、新型コロナウイルス感染症の拡大とその影響を受けて、日本だけではなく、世界各国で大規模な財政出動が行われてまいりました。それを受けて、欧米諸国では、財源確保のために、大企業や富裕層に対する増税等を検討あるいは実施する動きが見られております。
しかし今回の税制改正では、財源確保策について明快な内容が全く示されませんでした。
第208回国会 衆議院 本会議 第4号 令和4年2月1日
伴野議員は、財源を確保するための方法を示せ、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して財源を確保すれば済む話でした。
財政が軽んじられているような印象さえ見受けられます
次に、国債と財政について議論しました。
公債残高は令和3年度末で初めて1000兆円を超える見通しであり、財政状況がますます厳しくなることは明らかでございます。財源確保に向けた税制改正の議論が政府・与党内で低調だったことは、極めて問題と考えております。
我々は、コロナ禍での国民生活を支える政策とともに、所得税の最高税率引上げ、金融所得の総合課税化、法人税への超過累進税率導入など、負担増をお願いする財源確保策も明確に主張してまいりました。 岸田内閣では財政が軽んじられているような印象さえ見受けられます。
第208回国会 衆議院 本会議 第4号 令和4年2月1日
伴野議員は、国債を過剰に発行したせいで、財政が厳しくなっている、と主張しました。

上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本国債の金利は、世界で最も低く、安全な資産でした。
コントロール不能なインフレになることがないように
2022年2月の財務金融委員会で、インフレについて議論しました。インフレとは、物価が上がり続ける現象をいいます。
コントロール不能なインフレになるようなことがないように、逆に、インフレによって国の借金を返していくというようなことにはならないように、是非とも……(発言する者あり)あと五分ありますか。じゃ、五分あるということで、大臣、いいですか、おつき合いいただいて。
第208回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和4年2月4日
伴野議員は、インフレに警戒しなければならない、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。警戒すべきはインフレではなく、デフレでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率49.8%の2位で比例当選しました。
(有効投票数242,363票 投票率56.53%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
伊藤 忠彦※ | 50.2% (121,714票) |
伴野 豊 (立民、比例当選) | 49.8% (120,649票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ