理由:「財政出動」に反対するため
元大蔵省の官僚で、財務金融委員長を務めていました。
新規国債の発行額が6年ぶりに40兆円を下回り
2015年3月の予算委員会で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
27年度の予算では、新規国債の発行額が6年ぶりに40兆円を下回り、基礎的財政収支の平成27年の赤字半減目標の達成など、財政の健全化も同時に実現をしているのであります。
第189回国会 衆議院 予算委員会 第17号 平成27年3月13日
金田議員は、国債の発行額を抑制できた、とアピールしました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
名目GDPは…27兆円増加をいたし
2016年3月の本会議で、経済成長について議論しました。
安倍内閣は、2012年の政権交代以降、経済再生と財政健全化に同時に取り組んできました。アベノミクス3本の矢の取り組みにより、名目GDPは2012年10—12月期から2015年10—12月期までに27兆円増加をいたし、2014年度の企業収益は過去最高となっております。
第190回国会 衆議院 本会議 第13号 平成28年3月1日
金田議員は、名目GDPの増加を経済政策の実績としてアピールしました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本の成長率は、世界で最も低く、アピール材料になり得ませんでした。
デフレ脱却への道筋を着実に歩んできている
2018年7月の本会議で、デフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
アベノミクスの推進によって、名目GDPは、皆さん御承知かと思いますが、551兆円と過去最高を記録しておりますし、中小企業を含めた賃金も5年連続で高い上昇を続けております。
…公的年金の運用益や国、地方の税収も増加を続けており、緩やかな景気回復が長期間続いていることによって、デフレ脱却への道筋を着実に歩んできているのであります。
第196回国会 衆議院 本会議 第45号 平成30年7月20日
金田議員は、デフレを脱却しつつある、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は世界で最も低く、デフレ脱却の気配すらありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率47.5%の次点で当選しました。
(有効投票数155,790票 投票率61.23%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
緑川 貴士※ (立民) | 52.5% (81,845票) |
金田 勝年 (比例当選) | 47.5% (73,945票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ