日本の物価とハイパー・インフレーション
日本の物価は、世界最低水準の伸び率になる。
2,020年時点の物価
日本の物価は全く伸びていない(水平線)。ちなみにハイパー・インフレーション(1年で130倍)は垂直線になる。
データ概要
【期間】 2001~2020年 (2001=1)
- 日本 グレー
- ハイパー・インフレーション 赤
1年で130倍は、フィリッピス・ケーガンの定義
アジア・オセアニア 7ヵ国の物価
以下の6ヵ国は、20年で約1.5倍のペースで上昇している。
2020年時点での物価
日本以外の6ヵ国は毎年約2%のペースで上昇した(斜め線)。日本だけが伸びなかった。
データ概要
【期間】 2001~2020年 (2001=1)
【データ】アジア・オセアニア7ヵ国
- 日本 グレー
- ハイパー・インフレーション 赤
- 各国 色分け
アメリカ大陸 4ヵ国の物価
アメリカとカナダの物価は、20年で約1.4倍のペースで上昇している。
2020年時点での物価
カナダとアメリカは、毎年約2%弱のペースで上昇した(斜め線)。
データ概要
【期間】 2001~2020年 (2001=1)
【データ】アメリカ大陸4ヵ国
- 日本 グレー
- ハイパー・インフレーション 赤
- 各国 色分け
ヨーロッパ 7ヵ国の物価
以下の7か国は、20年で約1.3倍から1.5倍のペースで上昇している。
2020年時点での物価
7か国は、毎年約2%弱のペースで上昇した(斜め線)。ヨーロッパの先進国と比べても、日本は全く伸びていない。
データ概要
【期間】 2001~2020年 (2001=1)
【データ】ヨーロッパ7ヵ国
- 日本 グレー
- ハイパー・インフレーション 赤
- 各国 色分け
外国は、毎年2%のインフレ率(20年で約1.5倍)
上記に掲載した17ヵ国は、年率約2%のペースで上昇している。
海外の先進国:緩やかなインフレ
日本は水平線、ハイパー・インフレーションは垂直線。この2つの両端の間に、外国の物価が斜め線で推移している。
データ概要
【期間】 2001~2020年 (2001=1)
【データ】日本と既出の17ヵ国
- 日本 グレー
- ハイパー・インフレーション 赤
- 各国 色分け
日本の物価が全く伸びない理由:需要が供給より少ないため
物価は、需要と供給のバランスを見定める目安。
海外の先進国:需要>供給
1年間で物価が2%上昇している先進国は、需要が供給より多い状態を実現させている。
日本:需要<供給
それに対して物価が全く伸びなかった日本は、需要が供給より少ない状態を20年以上も脱却できていない。