理由:「財政出動」に反対するため
2,021年の衆院選で落選しました。2020年1月の本会議で、財政について議論していました。
当初予算を少なく見せかける慣行が定着しています
山内議員は、まず政府支出(補正予算)について議論しました。
本来、補正予算というものは、年度当初に想定できなかった内容について、やむを得ない事情により編成するものです。
しかし、近年、当初予算に計上すべき経費を補正予算に回すことで次年度の当初(本)予算を少なく見せかける慣行が定着しています。2,020年度の当初予算に入り切れなかったさまざまな項目を無理やり補正予算にねじ込んだと思われる、悪乗りの政策経費が散見されます。
第201回国会 衆議院 本会議 第4号 令和2年1月28日
山内議員は、本来であれば、政府予算の規模を小さくしなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。山内議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
新規国債発行額を少しでも抑制する
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
補正予算にねじ込むことで、当初予算における国債発行額を少なく見せるトリックなのかもしれませんが、予算の実際の姿をごまかすものでしかありません。
…本来であれば、補正予算における新規国債発行額を少しでも抑制するために、これらの剰余金の全額は補正予算で使い切るべきではないでしょうか。
第201回国会 衆議院 本会議 第4号 令和2年1月28日
山内議員は、国債の発行額を抑制しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
内閣発足以来8年連続の減額であると宣伝しています
再度、国債について議論しました。
政府は、令和2年度予算の編成に際し、新規国債発行額を約1,000億円減額し、これは安倍内閣発足以来8年連続の減額であると宣伝しています。
しかし、この1,000億円の減額は、補正予算とセットの特例法で捻出した予算を令和2年度予算の政策経費に流用したからこそ実現できたにすぎません。
第201回国会 衆議院 本会議 第4号 令和2年1月28日
山内議員は、国債の発行額を減らすことが宣伝材料になる、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本国債の金利は、世界で最も低く、安全な資産でした。山内議員は訳もなく、その発行を抑え込もうとしました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2,017年選挙の情勢分析
得票率41.0%の次点で比例当選しました。
(有効投票数231,271票 投票率54.48%)
当選者と次点 | 票数 |
---|---|
古賀 篤※ | 59.0% (136,499票) |
山内 康一 (立民、比例当選) | 41.0% (94,772票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年の選挙結果
得票率42.1%の次点で落選しました。
(有効投票数233,335票 投票率54.42%)
当選者と次点 | 票数 |
---|---|
古賀 篤※ | 57.9% (135,031票) |
山内 康一 (立民、比例当選) | 42.1% (98,304票) |