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【グラフ編】現実:日本のGDP成長率は世界最低水準 / 理由:需要が冷え込んでいるため

GDP・賃金
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名目GDP伸び率(2024年/1997年比)

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

日本の名目GDPは、1997年が544兆円、2024年が609兆円だった。

1997年の名目GDP=1とすると、2024年は1.12倍となり、ほぼ0成長だった。以下、2024年/1997年対比の伸び率を国際比較する。




アジア・オセアニア 9ヵ国の名目GDP伸び率

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

アジアの2024年/97年比でみると、インドは21.4倍、中国は16.9倍、マレーシアは6.9倍、オーストラリアは4.7倍、韓国は4.6倍

アジアの中で、日本の1.12倍という経済成長率の低さが際立っている。


アメリカ大陸 4ヵ国の名目GDP伸び率

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

北米・南米の2024年/97年比でみると、ブラジルは12.4倍、チリは8.7倍、アメリカとカナダは3.4倍

もし日本がアメリカと同じように経済成長していた場合、2024年の時点で名目GDPが1800兆円を突破しているはずだった。しかし、消費増税緊縮財政がそれを台無しにした。


ヨーロッパ 8ヵ国の名目GDP伸び率

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

欧州の2024年/97年比でみると、スウェーデンが3.1倍、イギリスが3.0倍、ポルトガルが2.8倍、フランスが2.3倍、ドイツが2.2倍

欧州の先進国は、比較的緩やかな経済成長率をたどっているが、それでも2倍から3倍の経済成長を成し遂げている。


G7の名目GDP伸び率

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

G7の2024年/97年比でみると、アメリカとカナダは3.4倍、イギリスは3.0倍、フランスは2.3倍、ドイツは2.2倍、イタリアは2.0倍

日本の経済成長率は、アジアや北米、欧州のどの先進国と比べても圧倒的に低く、文字通り、世界最低水準の経済成長率となっている※1


日本の経済成長が低迷している理由:需要が冷え込んでいるため

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

上のグラフは、1997年のGDPデフレーター=1としたときの、伸び率をG7で比較したものである。ここから次のようなことが言える。

経済成長している国では、物価と賃金が持続的に上昇している。経済成長していない日本では、物価と賃金が長期的に伸び悩んでいる。

この違いをもたらしているのは、需要である。日本は需要不足の状態が続いており、これが日本が経済成長しなかった理由である※2


補足データ:日本がドイツに追い抜かれた背景

出典:国連『National Accounts (AMA)』名目GDP 自国通貨建て

2023年に日本の名目GDPは、ドル建てでドイツに追い抜かれた。これを自国通貨建てで比較すると、分かりやすくなる。

ドイツがユーロに加盟した1999年から2023年までの期間で比較すると、ドイツの名目GDPは2.01倍。日本は1.12倍だった※3

このように日本がドイツに抜かれた理由は、円安が主因ではなく、単純に経済成長率に大差を付けられていたからである。











※1 日本の経済成長率が世界最低水準であることは、比喩ではなく、事実である。

国連に加盟している193か国のうち、データがない2か国を除くと、日本は191か国中191位の最下位となっている。詳細は、以下を参照。




※2 日本が経済成長できなかった理由として、2つの誤解蔓延している。

  • 日本は人口が減るので、経済成長期待できない
  • 日本は人口が減るので、内需の増加は見込めない

これらは端的にいって誤りである。実際に人口減少国の統計をみると、経済成長している国はいくらでも有るし、内需が増加している国も多数あるからである。

上記のような経験則は、そもそも存在しておらず、非科学的な言説が飛び交っている。詳細は、以下を参照。




※3 日本がドイツに抜かれた理由は、日本がドイツよりも緊縮財政だったからである。詳細は、以下を参照。

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