理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
前回選挙の近畿ブロックで、公明党は比例3議席を確保し、竹内議員が比例順位1位で当選しました。2019年6月の財務金融委員会で、経済と財政について議論していました。
よくなってきた
竹内議員は、まず経済成長とデフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
…野田当時の総理は、年金制度が将来破綻することはない、こういうふうに言い切っておられるわけであります。
その後以降、経済環境を考えてみると、決して悪くなっていない、むしろ、全体、マクロとしては、私は、この6年間、24年度以降もよくなってきたというふうに考えておりますし、デフレを脱却しつつあって、マクロ経済スライドが適用されるような環境になってきた。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号 令和元年6月14日
竹内議員は、2012年以降、デフレを脱却して経済がよくなっている、と主張しました。
上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。
上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本は、世界最低水準の成長率でした。
消費税の引上げというのは予定通りなされなければならない
次に、消費税について議論しました。
消費税が、何とか三位一体改革の中で引き上げることが、まず3%はできておりまして、これによって、基礎年金も半額まで、二分の一まで消費税で充当されるというような与野党の改革も実現したわけでありますし、そういう意味では、私は、ここからは個人的な見解ですが、よほどの、リーマン・ショックのようなことがない限りは、やはりこの消費税の引上げというのは予定通りなされなければいけない、そうでなければ大事な年金財源が確保されないじゃないかと。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号 令和元年6月14日
竹内議員は、年金の財源を確保するために、消費税を予定通り上げなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
(財源が)確保されるわけでありまして
さらに、年金の財源について議論しました。
先ほど、基礎年金だけの場合、支援給付金というのが今度出されるわけでありますけれども、これは非常に大事なことでありまして、やはり国民の生活を保障するという意味では大事な給付金だと思いますよ。
これは消費税の引上げによって(財源が)確保されるわけでありまして、これが停止したり、また延期したりすると、できないわけですね。これはやはり問題だと思うんですよ。
本当に大変な中で生活されている、国民年金だけで生活されている方々にとっては、こういう年金がふえる要素、非常に重要な、大事な話なので、私は、こういう場をかりて、やはり政府としても積極的にアピールをしておく必要がある。まさに三位一体改革の約束事でありますからね、お互いに、与野党の。それをやはり確実に実現していくということが大事だと申し上げておきたいと思います。
第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号 令和元年6月14日
竹内議員は、消費税を上げることで、財源を確保している、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば、消費税を上げずに済む話でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票議席数
近畿ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
日本維新の会 | 10 |
自民党 | 8 |
公明党 | 3 |
立民党 | 3 |
共産党 | 2 |
国民民主党 | 1 |
れいわ | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ