理由:「財政出動」に反対するため
2,021年の衆院選で落選しました。2,017年5月の総務委員会で、財政について議論していました。
大変高い評価をしている
金子議員は、地方財政について議論しました。
平成15(2,003)年ぐらいがピークでしたでしょうか、三位一体改革、地方交付税ショックみたいなものが起こりました。地方自治体には何か厚い雲が覆っているような時期があったわけですね。
その前の行け行けどんどんの財政出動の時期もあったわけですが、地方自治体は財政再建の波に、押し寄せてきた波に対応するためにそれぞれの努力をしてまいりました。
首長さん、議会議員の報酬の削減、議会の定数削減等々、それに財政出動も随分絞って、財政再建の努力を懸命にしてきた、積み重ねてきた。職員定数も減らしました。そういう努力の積み重ねで、さらにそれに、地方交付税交付金がここ数年しっかりと確保されてきた。
このことは、高市大臣を初め総務省もしっかり頑張っていただいたと地方六団体は大きな評価、大変高い評価をしているところであります…
第193回国会 衆議院 総務委員会 第21号 平成29年5月30日
金子議員は、地方財政の規模を小さくすることが評価に値する、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出(地方を含む)の伸び方を示したものです。金子議員のこうした議論によって、日本は世界最低の伸び率になりました。
名目GDPは過去最高
2,018年2月の本会議で、経済と財政について議論しました。
我が国の名目GDPは過去最高を記録したほか、雇用の面でも全都道府県で有効求人倍率が史上初めて一倍を超えるなど、アベノミクスの効果があらわれています。
第196回国会 衆議院 本会議 第6号 平成30年2月15日
金子議員は、名目GDPの増加を経済政策の実績としてアピールしました。
上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本の成長率は、世界で最も低く、アピール材料になり得ませんでした。
地方財政の健全化も重要な課題であります
次に、地方財政と国債について議論しました。 国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
一方、地方の借入金残高は192兆円に上り、赤字地方債である臨時財政対策債の累積残高は、平成30年度末に54兆円と見込まれております。年々増加しております。
地方財政の健全化も重要な課題であります。臨時財政対策債の縮減を始め、財政健全化に向けて着実に取り組んでいく必要があると考えますが、総務大臣に御見解をお伺いいたします。
第196回国会 衆議院 本会議 第6号 平成30年2月15日
金子議員は、地方自治体も財政健全化に取り組むことが重要である、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して地方交付税の予算を確保すれば済む話でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2,017年選挙の情勢分析
得票率51.3%で当選しました。
(有効投票数190,671票 投票率56.1%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
金子 万寿夫 | 51.3% (97,743票) |
斉藤 佳代 (落選) | 22.7% (43,331票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年選挙の情勢分析
得票率41.4%の次点で落選しました。
(有効投票数194,167票 投票率58.58%)
当選者と次点 | 得票率 |
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三反園 訓 | 47.7% (92,614票) |
金子 万寿夫(落選) | 41.4%(80,469票) |