理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2,021年の衆院選で落選しました。元大蔵官僚です。「消費税が日本を救う」という著作があり、自民党税制調査会の最高顧問を務めています。
5から10ぐらいの話の間でできるような代物ではない
2,012年6月の社会保障特別委員会で、消費税について議論しました。
…当面、今回消費税の引き上げによって調達される財源、5(%)から10(%)ぐらいの話の間でできるような代物ではないと私は思います。
…それから、現在の財政の状況をこのままでいいとは誰も思わない、いずれ消費税引き上げはみんな必要だと答えると思います。
第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 平成24年6月26日
野田議員は、消費税を10%以上に増税しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
いろいろな必要な予算を削った
次に、政府支出(予算)について議論しました。
そういう積み重ねで、今日、年金だけじゃなくて、医療、介護、結果的にそのお金を、保険料の引き上げも限界がある、結局はほかに必要な予算を削って、いろいろな必要な予算を削ったために、大学の予算だっておかしくなっているじゃないですか。
その結果、日本の国力が落ちてきているんじゃないですか。必要な成長分野に対する資源配分さえ滞ってきているじゃないですか。
第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 平成24年6月26日
野田議員は、経済の悪化につながると知りながら、敢えて政府支出を削ってきたのだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。野田議員のこうした議論によって、日本は世界最低の伸び率になりました。
削ってしまった
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
…今までは、むしろ、財政再建という名において、消費税の引き上げができないということにおいて、国債をもっとふやせないということにおいて削ってしまった。結果的に、そのことが我が国の成長力を弱めてきたのではないか。
第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 平成24年6月25日
野田議員は、度重なる増税の延期によって、消費税収を思うように確保できなかったため、国債の発行を抑えてきた、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
長年のたうち回ってきた
さらに、政府債務について議論しました。
今日まで、特に今世紀に入って長年のたうち回ってきたのは、一つは、大きな借金を抱える中で、どうやって必要な仕事を国としてやっていくことができるのかという問題でございます。
…2,011年度の国債残高、…2,000年、今世紀の初めの国債の残高は368兆だった。
10年ほどたった残高が668兆…。ことし(2,013年)はどうか。当初ベースでいくと750兆。つまり、残高は今世紀に入って急速にふえているということが見てとれると思います。
第183回国会 衆議院 予算委員会 第9号 平成25年3月7日
野田議員は、政府債務の増加が止まらないことを懸念しました。
上のグラフは、日本と海外の一般政府総債務を示したものです。世界中の政府は例外なく、政府債務を増やし続けています。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2,017年選挙の情勢分析
得票率47.5%で当選しました。
(有効投票数181,171票 投票率58.53%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
野田 毅 | 47.5% (86,027票) |
西野 太亮 (落選) | 34.5% (62,575票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年の選挙結果
得票率33.0%の次点で当選しました。
(有効投票数181,922票 投票率58.67%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
西野 太亮 (落選) | 60.6% (110,310票) |
野田 毅 | 33.0% (60,091票) |