理由:「財政出動」に賛成するため
2024年6月の決算行政監視委員会で、財政と経済について議論していました。
デフレ脱却
田中議員は、まずデフレについて議論しました。デフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
約30数年間、デフレというような状況が続いてきたことでありますから、1年で全てが解消できるなんということは多くの皆さんが思っていない部分もあるんだと思います。
この賃上げで、よく地元に帰って我々言われてきたのは、大きい会社は可能やな、でも、個人事業主や小規模事業者の方々はやはり価格転嫁等がないとなかなか難しい、これは物すごく言われてまいりました。なので、全てが、賃金が上がった、そしてそれが物価の上がり方に追いついたというような状況ではないというのも、これも事実なんだというふうに思います。でも、総理がおっしゃったデフレ脱却、この道というものは、これは前進させる、それしかないというふうに私たちは思っております。
第213回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号 令和6年6月17日
田中議員は、デフレ脱却を目指すべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は長い間、世界最低水準の0%に留まり、需要不足を解消できていませんでした。
国債をも発行することも含めて
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
また、完全なるデフレ脱却に向けての財源についてでありますけれども、党内では今、骨太の方針が、激しく、活発に議論をしているところであります。総理にも様々な提言が届いているものだと思います。
そういう意味では、災害とか、また震災、こういった復旧、こういったものに総理は力を入れて取り組んでいきたい、さらには、子供、子育てのことも、この国会でもいろいろな議論がございましたし、かつておっしゃっていた異次元の少子化対策、こういう重要政策、重点政策、こういったものを総理が進めていこうと思うと、やはりこれは財源も必要なんだというふうに思います。先行投資という意味では、国債をも発行することも含めて、今まで以上、この財源をどうやって確保するかということ。そして、党内では、やはりいろいろな声がある中で、積極的な財政運営に大きな期待を寄せる、そんな声もございます。
第213回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号 令和6年6月17日
田中議員は、国債を発行して財政出動を行うべきだ、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
積極的な財政運営
さらに、積極財政について議論しました。
今の経済や景気の状況で、総理がおっしゃっているデフレからの完全脱却を実現させて、総理の重要な政策を実行するには、今はとにもかくにも積極的な財政運営をしないと、私は抜け切ることが難しいのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
第213回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号 令和6年6月17日
田中議員は、積極財政を行うべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本は緊縮財政と増税を繰り返したため、政府支出が世界最低水準の伸び率になっていました。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2.「財政出動」に賛成
2021年衆院選の得票率
得票率37.1%の次点で比例当選しました。
(有効投票数217,550票 投票率56.21%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
北神 圭朗※(立民) | 44.2% (96,172票) |
田中 英之(比例当選) | 37.1% (80,775票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ