理由:「消費税の減税」と「財政出動」に賛成するため
2,021年の衆院選で落選しました。2,020年5月の総務委員会で、経済について議論していました。
1,920年代から30年代の世界恐慌、それに匹敵する
井上議員は、まず経済成長について議論しました。
今回の新型コロナウイルスの影響で本当に経済はますます深刻度を増して、この間も速報値の発表がございました。1月から3月期の実質国内総生産の速報値、前期比の年率換算で3.4%減だったということであります。
それで、民間の方はいろいろ予測しておりまして、恐らく、4から6月のGDPは更に落ち込んで、年率換算で20%超の減を予測しているということで、本当に、金融危機、リーマン・ショック以上の深刻度ですし、今では、1,920年代から30年代の世界恐慌、それに匹敵する、それ以上ではないかと言う人もいます。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第17号 令和2年5月21日
井上議員は、コロナ不況が100年前の世界恐慌に匹敵する、と主張しました。
上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本は、コロナ以前から世界最低の成長率でした。
GDPの5割以上を占める個人消費なわけです
次に、消費について議論しました。
…それから、やはり消費税なんです。これについて、本年度は(税収)27.5兆円の見込みです。これは単純計算で1人幾らかというと、割ってみますと22万円になるわけですね。
そうしたら、個人給付で幾ら10万円もらっても、結局は消費税で22万円払わないといけない、こういうことになるわけです。今、経済が落ち込んでおりますけれども、一番重要なのは、GDPの5割以上を占める個人消費なわけです。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第17号 令和2年5月21日
井上議員は、GDPの過半を占める消費が重要である、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費のGDPに占める割合を示したものです。大抵の国では家計消費が、GDPの半分以上を占めています。
消費税というのは消費を回復させるための足かせになっている
次に、消費税について議論しました。
この個人消費を盛り返さないと、経済は絶対にうまくいかないわけです。やはり、消費税というのは消費を回復させるための足かせになっていると思うんですね。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第17号 令和2年5月21日
井上議員は、消費税が消費を冷ましている、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
積極財政を講じて、世界の中で先駆けて回復したわけです
最後に、財政出動について議論しました。
1,920年代から30年代に、当時の高橋是清が、本当に大胆な金融支払い措置、モラトリアム、そして積極財政を講じて、世界の中で先駆けて回復したわけです。
私は、今こそやはり大胆な発想で経済政策をやっていかないと、この国の未来はないと思っているんです。ぜひ、消費税のゼロ、これを真剣に考える時期に来ているんじゃないかと思いますが、どうでしょうか、財務省。
第201回国会 衆議院 総務委員会 第17号 令和2年5月21日
井上議員は、財政出動を行うべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
前回選挙の情勢分析
得票率43.3%で当選しました。
(有効投票数139,226票 投票率57.21%)
当選者と次点 | 票数 |
---|---|
本田 太郎※ (自民) | 43.3% (60,277票) |
中山 泰 (落選) | 22.0% (30,665票) |
井上 一徳 (比例当選) | 14.1% (19,586票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年選挙の情勢分析
得票率15.7%の3位で落選しました。
(有効投票数139,080票 投票率59.49%)
当選者と次点 | 票数 |
---|---|
本田 太郎※ | 49.4% (68,693票) |
山本 和嘉子 (落選) | 23.1% (32,108票) |
井上 一徳 (落選) | 15.7% (21,904票) |