理由:「財政出動」に反対するため
2021衆院選の直前に議員を辞職した後、維新の会として出馬しましたが、落選しました。2018年2月の予算委員会で、財政について議論していました。
財政的に幼児虐待を行っているに等しい
石崎議員は、まず日本の財政状況について議論しました。
まさに今国難と言われます少子高齢化に対処するため、消費税収の使途変更を行いました。その点で、ことし新しく財政健全化目標を設定し直すということになりまして、今のこの財政的な危機的な状況は今に始まったことではございませんけれども、財政的に幼児虐待を行っているに等しいというようなことが言われているところでございます。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第6号 平成30年2月6日
石崎議員は、政府が財政健全化をやらずに虐待している、と主張しました。

上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本の国債は、世界で最も低い金利水準であり、安全な資産でした。
予算の収支均衡を実現
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
…ドイツは予算の収支均衡を実現しているところでございます。ことしの夏までにしっかりとした財政健全化計画を策定し、今度こそは確実に財政再建への取組を進め、財政的な幼児虐待を解消する必要があるというふうに思いますが、改めまして総理の御決意を伺いたいと思います。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第6号 平成30年2月6日
石崎議員は、プライマリーバランスを実現させるために、政府支出を抑制しなければならない、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。石崎議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
地方公務員を取り巻く環境や見方も…厳しくなっている
さらに、地方財政について議論しました。
続きまして、地方財政につきましても、こちらも財政的な幼児虐待状況であるというふうに思います。…夕張市の事例のように、地方自治体が破綻する可能性も、ほかにも出てきているわけでございます。そういった意味で、地方公務員を取り巻く環境や見方も、地域住民の目が厳しくなってきているというふうに思います。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第6号 平成30年2月6日
石崎議員は、地方財政が厳しくなっているので、地方公務員を厳しく監視していかなければならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国が国債を発行して地方交付税として地方に財源を移譲すれば済む話でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率7.6%の3位で落選しました。
(有効投票数票242,289票 投票率57.25%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
西村 智奈美※ | 52.6% (127,365票) |
塚田 一郎※ (自民、比例当選) | 39.9% (96,591票) |
石崎 徹(落選) | 7.6% (18,333票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ