理由:「財政出動」に反対するため
2,021年の衆院選で落選しました。2,018年2月の予算委員会で、物価について議論していました。
日本だけがこの2%という到底にわかには実現できない目標を掲げ続けて
津村議員は、まず物価上昇率について議論しました。物価上昇率とは、1年間で物価が上昇するペースをいいます。
1つは、この(物価上昇率)2%目標というのはグローバルスタンダードだとおっしゃいました。確かに、欧米でも物価目標2%というのは広く共有されているところですけれども、しかし、そのアメリカもヨーロッパも、2%には達していない段階で、この金融緩和の弊害を直視して、既に出口戦略をとっているわけですよ、もう大分前から。
日本だけがこの2%という到底にわかには実現できない目標を掲げ続けて、後で掘り下げますけれども、マイナス金利ですとか、日銀や国民の年金の資金で株を買い募っていくとか、実態よりも大きな背伸びをして、そのことで多くの国民の皆さんの預貯金、年金にリスクを負わせているわけですね。そして、地域の金融機関にもさまざまな、収益の悪化ということも生まれています。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第5号 平成30年2月5日
津村議員は、2%という目標を掲げているのは日本だけだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低の0%でした。それに対して、外国は約2%のペースで上昇しました。
次の財政健全化にしっかり向かっていってください
次に、デフレと財政支出について議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
総理、ここはしっかりとデフレ脱却を、デフレではないとかちょろちょろおっしゃっているわけですから、ちょろちょろと言ったら失礼ですけれども、いろいろなところでおっしゃっているわけですから、デフレ脱却ということはしっかり宣言されて、次の財政健全化にしっかり向かっていってくださいよ。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第5号 平成30年2月5日
津村議員は、速やかにデフレ脱却を宣言してから政府支出の削減に取り組むべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。津村議員のこうした議論によって、日本は世界最低の伸び率になりました。
財政健全化はどんどんどんどん先送りをされている
2,018年2月の本会議で、基礎的財政収支について議論しました。基礎的財政収支には、政府の支出額と国債の発行額を抑え込む狙いがあります。
…内閣府の中長期の経済財政に関する試算が示されましたが、成長実現ケースと呼ばれるベストシナリオでさえ、国、地方の基礎的財政収支の黒字化が実現するのは2,027年度となっております。
つまり、アベノミクスが絶好調だと政権が胸を張っている現状でさえ、財政健全化はどんどんどんどん先送りをされているのです。
第196回国会 衆議院 本会議 第7号 平成30年2月28日
津村議員は、政府が基礎的財政収支の達成期限を先送りにしているため、国債の発行額を抑え込むことができていない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2,017年選挙の情勢分析
得票率38.2%の次点で当選しました。
(有効投票数143,052票 投票率49.84%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
山下 隆司※ (自民) | 51.1% (73,150票) |
津村 啓介 (比例当選) | 38.2% (54,591票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年選挙の情勢分析
得票率43.6%の次点で当選しました。
(有効投票数143,458票 投票率50.42%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
山下 隆司※ (自民) | 56.4% (80,903票) |
津村 啓介 (比例当選) | 43.6% (62,555票) |