理由:「自由貿易」に賛成するため
2020年の大阪都構想に協力した議員です。2021年4月の外務委員会で、貿易について議論していました。
ここまで合意ができた、そのように考えている
佐藤議員は、まずRCEPについて議論しました。RCEPとは、東アジア16か国(中国やインド、韓国等)との貿易協定をいいます。
…RCEPは、我々は、日本とASEANが原動力、推進力となってここまで合意ができた、そのように考えているわけでございますが、
中には、このRCEPが中国主導の地域経済連携協定であるとか、中国の存在感あるいは影響力を高める、交渉経緯についても中国が主導権を握ってきたというような、そういう論を展開するマスコミや有識者というのがやはりいまだにいらっしゃいます。
第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号 令和3年4月14日
佐藤議員は、日本がRCEPの合意を導いてきた、とアピールしました。
上のグラフは、RCEPに加盟しなかった場合と、加盟した場合の政府試算を比較したものです。政府の試算は、赤字の純輸出に内需増加分をふかすことで、GDPの押し上げ効果を水増ししていました。
どう働きかけていくのか
次に、TPP11について議論しました。TPP11とは、太平洋に面する11ヵ国(カナダ、オーストラリア、マレーシア等、アメリカを除く)との貿易協定です。
その上で、このRCEPに関連して、もう一つの経済連携協定であるTPPのことなんですけれども、ここにアメリカのバイデン政権が復帰するのかどうか、またどう働きかけていくのかということが、一つやはり日本としても大きな課題としてあるんだろうというように思うんですね。
…全体としては、やはり、しばらくはTPP復帰にはバイデン政権は慎重ではないか、そういう見方が強いという状況でございます。
ただ、本年は、日本はTPPの議長国を務めているわけでございます。…今週の4月16日に開催予定の日米首脳会談で、日本側からTPPへのアメリカの復帰について取り上げる予定はあるのか、さらに、国際協調を重視するというのがバイデン政権の建前になっておりますから、そういうアメリカに対してTPPへの復帰を今後どのように働きかけていくのか、外務大臣に御所見を伺いたいと思います。
第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号 令和3年4月14日
佐藤議員は、TPPから離脱したアメリカを復帰させるべきだ、と主張しました。
上のグラフは、TPPに加盟しなかった場合と、加盟した場合の政府試算を比較したものです。RCEPと同様、政府はGDPの押し上げ効果を水増ししていました。
間違っても…TPPの自由化水準…を下げない、しっかりと堅持をする
最後に、貿易の自由化について議論しました。貿易の自由化とは、例えば、関税の引き下げや国内の規制緩和をいいます。
間違っても、他のメガEPAのお手本にもなっているTPPの自由化水準であるとか、あるいはルールの基準を下げない、しっかりと堅持をするということを基本的な構えとして、
議長国の日本としては新規加盟国に当たっていくべきではないかと思うんですが、中国のTPPへの参加の前向きな検討等について、現時点での日本政府の考え方を伺いたいと思います。
第204回国会 衆議院 外務委員会 第8号 令和3年4月14日
佐藤議員のこうした主張によって、外国産品との競争を激化させ、外国資本が土地や企業を買収するという弊害をもたらすことになりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率44.7%で当選しました。
(有効投票数178,051票 投票率53.87%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
佐藤 茂樹 | 44.7% (79,507票) |
萩原 仁(落選) | 23.7% (41,737票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ