理由:「消費の減税」と「財政出動」に反対するため
2,021年の衆院選で落選しました。2,013年2月の予算委員会で、財政について議論していました。
10兆円という規模が先行した財政政策
村上議員は、まず政府支出について議論しました。
生活の党といたしましても、景気対策の必要性については認める立場でありますが、以下の理由により、このたびの補正予算に反対をいたします。
まず第一に、補正予算案では、アベノミクス、10兆円という規模が先行した財政政策のもと、その大半を占めることとなったのが公共事業であります。
しかし、この約5兆円の公共事業の中身は、十分に精査もされず、緊急性や必要性に疑問符がつく事業が盛りだくさんであります。本来であれば25年度の本予算で措置すべき予算を初め、前政権で削減された事業を復活させ、公共事業の大盤振る舞いであります。
第183回国会 衆議院 予算委員会 第6号 平成25年2月14日
村上議員は、政府支出の規模が大きすぎる、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。村上議員のこうした議論によって、日本は世界最低の伸び率になりました。
傲岸ぶりを発揮しております
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
既に年度末を控えて事務手続や事業の消化も難しいこの時期に大規模な公共事業を打ち出すこと自体、全く理解できません。
また、財源についても、野党時代には民主党政権に財源は財源はと事あるごとにかみついていたにもかかわらず、あっさりと建設国債の大量発行に踏み切ってしまう傲岸ぶりを発揮しております。財政規律もあったものではありません。
第183回国会 衆議院 予算委員会 第6号 平成25年2月14日
村上議員は、国債を大量に発行することは不遜である、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
本当に、予定ではなく、必ず実施されるのですか
2,019年3月の本会議で、消費税について議論しました。
まず、本法案の前提となる今年10月からの消費増税、本当に、予定ではなく、必ず実施をされるのですか。その最終決定はいつ行うのか、政府のお考えを伺います。
そもそも、安倍総理にとって予定でしかない財源をもとに、このような重要な法案を国会に出すこと自体、順序が違います。本法案は、消費税の引上げの最終決定を待って審議されるべきだと思いますが、この点、文科大臣はいかがお考えですか。
第198回国会 衆議院 本会議 第12号 平成31年3月14日
村上議員は、法案を議論する前提として、消費税を予定通り上げなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
将来世代へのツケ回し
次に、政府債務について議論しました。
(消費税の)再々延期の場合、本法案の扱い、施策はどうなるのか、お尋ねします。財源がなくなるのでやらないとなれば、これは公約違反です。借金をしてでも実施をするとすれば、それは財政悪化、将来世代へのツケ回し、単なる選挙対策のばらまきとの批判は避けられません。
第198回国会 衆議院 本会議 第12号 平成31年3月14日
村上議員は、かりに消費税を上げずに国債を発行することになれば、将来世代へのツケになる、と主張しました。
上のグラフは、日本と海外の一般政府総債務を示したものです。世界中の政府は例外なく、債務を増やし続けています
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2,017年選挙の情勢分析
得票率39.0%の次点で当選しました。
(有効投票数170,588票 投票率47.23%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
伊佐 進一※(公明) | 61.0% (104,052票) |
村上 史好 (比例当選) | 39.0% (66,536票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
2,021年の選挙結果
得票率30.4%の次点で落選しました。
(有効投票数194,964票 投票率54.27%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
伊佐 進一※(公明) | 54.8% (106,878票) |
村上 史好 (落選) | 30.4% (59,191票) |