理由:「財政出動」に反対するため
2024年2月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
大きなものを持つべきなんじゃないかな
沢田議員は、まず債務対GDP比について議論しました。
多くの借金を抱えて名目GDPに対して255%もの債務の総額を持っている、この状態においては、やはり危機感というところで私は大変大きなものを持つべきなんじゃないかなというふうに思っています。
第213回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和6年2月16日
沢田議員は、債務対GDP比の値に対して危機感を持つべきだ、と主張しました。

上のグラフは、債務対GDP比の推移を示したものです。日本は先進国と比べても突出しています。

上のグラフは、分母である名目GDPの推移を示したものです。日本の債務対GDP比が先進国と比べて突出している理由は、分子の政府債務が増えているからではなく、分母の名目GDPが全く成長していない所にあります。
一歩一歩首を絞めている
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
…日本が高度経済成長以降、やはりかなり渋い状態で国家運営をしてきたという現状の中では、国債発行もしようがない、そういう雰囲気があったり、どうしても、危機のたびに高まる必要性というところで予算幅が急激に引き上がってしまう、そういったところがあったとしても、これが常態化してしまっているようなことも、まさにこれから私たちが、本当の意味での財政規律であったり国の在り方を考えなきゃいけないというところに、一歩一歩首を絞めている状況につながっているというふうに思っています。
第213回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和6年2月16日
沢田議員は、国債の発行は自分達の首を絞めている、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした
プライマリーバランスの黒字化の更に上
さらに、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
なので、私は、一つこれは大きなルールとして、プライマリーバランスの黒字化の更に上のところで、根本的にどういうふうに私たちの財政の在り方があるべきなのかということを考えなければいけないというふうに思っています。
第211回国会 衆議院 法務委員会 第11号 令和5年4月19日
沢田議員は、プライマリー・バランスよりも厳しい基準で、政府支出を絞り込むべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。沢田議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率21.8%の3位で比例当選しました。
(有効投票数222,415票 投票率53.65%)
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職
