理由:「財政出動」に反対するため
2013年4月の予算委員会で、財政について議論していました。
国が破綻をしてしまいます
上田議員は、まず財政破綻と国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
…今、公的な需要を、財政出動を行って、民間需要の呼び水となるような、そういう喚起をしていく対策が必要である。これがまさに今安倍内閣がとっている2本目の矢だというふうに思います。
さらに、総理もこれまでたびたびおっしゃっていますけれども、いつまでも財政に頼って需要をつくり出していると国が破綻をしてしまいますので、これは、本当に持続的に成長する日本経済にしていく、民間の需要を強く押していかなければならない、財政に頼らなくてもそういう需要ができてくる、そういう経済をつくっていかなければいけない。これがまさに安倍内閣が今推進をしています2本目の矢であるというふうに考えております。
第183回国会 衆議院 予算委員会 第18号 平成25年4月2日
上田議員は、このまま積極財政を続けていくと、財政が破綻してしまう、と主張しました。

上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本は、世界で最も低い国債の金利水準を推移しており、財政破綻の確率が最も低い国の1つになります。
プライマリーバランスについて…改善が図られています
2015年3月の本会議で、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
…経済の本格的な再生、持続可能な社会保障制度の確立、財政の健全化という三つの大きな課題に的確に対応していかなければなりません。本予算は、こうした課題に適切に対処する内容となっています。
…また、本予算は、財政健全化を着実に進める内容ともなっています。プライマリーバランスについて、平成26年度及び27年度の各年度4兆円程度改善とされた中期財政計画の目標を上回る改善が図られています。
第189回国会 衆議院 本会議 第10号 平成27年3月13日
上田議員は、プライマリーバランスが改善される内容になっているため、本予算に賛成だ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。上田議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
歳出の合理化に努めていく必要があります
続けて、国債について議論しました。
また、新規国債発行額は、26年度と比較して4.4兆円の減額となっており、同時に、公債依存度は、昨年度の43%から38.3%へと低下しており、平成21年度当初予算以来の30%台という水準であります。
引き続き、財政の健全化を着実に達成していくため、経済の安定した成長、適切な歳入の確保、思い切った歳出の合理化に努めていく必要があります。
第189回国会 衆議院 本会議 第10号 平成27年3月13日
上田議員は、引き続き国債の縮減に取り組むべきだ、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても何ら支障ありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
南関東ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民党 | 9 |
立民党 | 5 |
日本維新の会 | 3 |
公明党 | 2 |
共産党 | 1 |
国民民主党 | 1 |
れいわ | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ