理由:「財政出動」に反対するため
参議院からくら替えし、2024衆院選に出馬します。2020年1月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
新たな国債発行をしない
音喜多議員は、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
今回と同じスキームでの法律は、9年前、震災復興財源確保のために成立したと承知をしております。9年前の当時、決算剰余金を用いることについては、先ほど来御指摘ありましたが、当時野党であった自民党の議員が問題視し、本委員会でも御質問をされておりました。
新たな国債発行をしないために剰余金を用いるという政府の答弁に対して、自民党の議員が詭弁だと問題視されていたわけであります。
第201回国会 参議院 財政金融委員会 第1号 令和2年1月30日
音喜多議員は、国債を追加発行することは良くないことだ、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債の発行額が増えても支障ありませんでした。
新たに国債を発行するのと変わらない
次に、政府債務について議論しました。
政権が替わりまして、今回、このスキームが再度使われるわけでありますが、この特例法のスキームは財政法第6条の例外を定めたもので、本来、国債の返済に充てなくてはならないものを使ってしまうというものであります。これでは、見た目には国債発行を防げても、新たに国債を発行するのと変わらないとの指摘があるわけでありますが、改めて現内閣の見解を麻生大臣にお伺いできればと思います。
第201回国会 参議院 財政金融委員会 第1号 令和2年1月30日
音喜多議員は、国債を追加発行することになれば、政府債務が増えてしまう、と主張しました。
上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。海外の政府は、債務を日本以上に拡大させています。政府債務を減らしている国は、どこにもありません。
財源についても気を配る必要があります
2022年11月の本会議で、政府支出について議論していました。
積極財政が求められる状況下とはいえ、財源についても気を配る必要があります。増税と国債以外で捻出できるのであれば、それを最優先で使うべきです。例えば、円安によって外為特会が円ベースで膨張していることは明らかであり、その評価益相当額を財源に充てることは検討に値するはずです。
第210回国会 参議院 本会議 第8号 令和4年11月22日
音喜多議員は、国債以外で捻出する道を模索するべきだ、と主張しました。
上のグラフは、先進国の政府支出の伸び方を比較したものです。音喜多員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
維新の小野議員が得票率23.7%の3位で比例当選しました。音喜多議員は、小野議員の地盤を引き継ぎます。
(有効投票数254,121票 投票率56.27%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
山田 美樹※1 | 39.0% (99,133票) |
海江田 万里※2 (比例当選) | 35.4% (90,043票) |
小野 大輔 (維新、比例当選) | 23.7% (60,230票) |
※2 以外に投票する現職
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ