外需がGDPに占める割合
外需がGDPに占める割合は、ほとんど0である。GDPを内需と外需に分けると、その大半が内需になる。輸出から輸入を差し引いた外需は、たったの0.2%
輸出と輸入は、ほぼ同じ金額で推移している
輸出と輸入は、ほぼ同じ金額で推移している。輸出でいくら稼いでも、その大半を輸入で支払っている。そのため、輸出から輸入を差し引くと、ほぼ0になる。
低い輸出依存度
日本の輸出依存度は、世界的に見ても、極めて低い。日本の輸出依存度は14.6%と、アメリカとブラジルに次いで低い。ドイツ、フランス、イギリスの約30~40%と比べても、日本の輸出依存度は小さい。
低い外需依存度
日本の外需依存度は、世界的に見ても、極めて低い。日本の外需依存度は28.6%と、ブラジルとアメリカに次いで低い。ドイツ、フランス、イギリスは約60~70%になる。日本は外需依存ではなく、内需依存である。
輸出 ÷(内需+輸出)の割合
日本が実際に稼いでいる内需と輸出の内、輸出が占める割合は小さい。輸出が約15%と小さく、日本はアメリカと同じように内需大国である。
貿易を結んでも、外需は0
貿易協定に加盟しても需要は±0になるため、GDPの拡大に貢献しない。むしろ政府支出の拡大で内需を増やすと、GDPの拡大につながる。交易額が増えるだけなので、貿易協定を1つも漏らすことなく加盟しなければならない、といった強迫観念に捕らわれる必要はない(ただし、貿易を0にすべき、という極論ではない)。