外国人労働者のグラフを更新しました 7/18

【グラフ編】1986年~2025年 10年国債の金利の推移

以下のグラフは、1986年~2025年の40年間の、10年国債の金利の推移である。

この40年で金利が最も高かったのは、1990年9月28日の8.105%と、8%の大台にのっていた。それから35年にわたって金利は、下落基調にある。

出典:財務省統計表『金利情報』参照

逆に、この40年で金利が最も低かったのは、2016年7月27日の-0.297%であり、黒田総裁がマイナス金利を採用している時期だった。

直近の動向をみると、2025年3月27日に1.588%をつけ、2009年6月11日の1.549%以来、15年ぶりの高水準となった。

特に2024年から金利が上昇している背景には、日銀が国債の買入額を減らして需要を引き締めていることがある※1

主要国の長期金利を見渡すと、アメリカとイギリスが4.5%、ドイツが2.4%となっている。それに比べて日本の国債は、非常に低金利となっており、世界屈指の安全な資産だといえる※2

日本の国債のほとんどは、自国通貨の円建てで発行されている。加えて日本の中央銀行は、アメリカやイギリスと同じように自国通貨を発行できる。そのため、財政破綻のリスクは無視できるほど小さいのである。


※1 日本銀行「資金循環統計」「オペレーション」「日本銀行が保有する国債の銘柄別残高」

※2 2025年2月時点でのOECD「Long-term interest rates montly」データ

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