理由:「消費税の減税」と「財政出動」に賛成するため
参議院からくら替えし、2024衆院選に無所属として出馬します。2023年10月の本会議で、経済と財政について議論していました。
経済を活性化すること
世耕議員は、まず経済と財政について議論しました。
経済政策の根本について議論をさせていただきたいと思います。私は、財政健全化を決して軽視はしておりません。財政が健全化の方向に向かうことは、政策の選択肢を増やし、諸課題に機動的に対応できることにほかならず、好ましいことだと考えています。
しかし、一方で、近視眼的な増税によって財政が健全化するとは考えておりません。増税すれば税収が増え、財政が健全化すると短絡的に考えるのは誤りです。逆に、減税してでも消費や投資を増やし、経済を活性化することで、結果として税収が増え、財政健全化につながっていくと考えます。
第212回国会 参議院 本会議 第3号 令和5年10月25日
世耕議員は、経済が成長すれば、おのずと税収が増える、と主張しました。

上のグラフは、先進国の経済成長率を比較したものです。日本は世界最低水準の成長率でした。にも関わらず、政府は税収を増やそうとして、増税を繰り返していました。
財政出動が十分でなかった
次に、財政出動について議論しました。
今、GDPギャップがプラスに転じたのだから、もう積極財政は必要ない、増税してもいいという議論がありますが、賛成できません。アベノミクスでデフレから脱却できなかった大きな原因の1つは、1本目の矢である財政出動が十分でなかった点にあると私は考えています。
第212回国会 参議院 本会議 第3号 令和5年10月25日
世耕議員は、財政出動の規模が十分ではなかった、と主張しました。

上のグラフは、先進国の政府支出の伸び方を示したものです。世耕議員のいう通り、日本は世界最低水準の伸び率でした。
消費税を増税したことで消費が落ち込み
次に、消費税について議論しました。
…アベノミクスの間にも、大きく2回GDPギャップがプラスに転じた時期がありました。しかし、2回ともその直後に消費税を増税したことによって消費が落ち込み、GDPギャップは再び大きくマイナスに転じてしまいました。総理、アベノミクスがやり切れなかった点を教訓にしなければなりません。
第212回国会 参議院 本会議 第3号 令和5年10月25日
世耕議員は、消費増税によって消費が冷え込んだ、と主張しました。

上のグラフは、先進国の家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けていました。
デフレ脱却への正念場
さらに、デフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
GDPギャップが僅かにプラスに転じた今こそがデフレ脱却への正念場です。安易に緊縮財政や増税に走るのではなく、減税や積極財政と成長戦略によって今後も安定的にGDPギャップがプラスになることを確定させ、デフレ脱却を宣言し、本格的に税収を増やして、結果として財政健全化を達成すべきだと考えますが、総理のお考えはいかがでしょうか。
第212回国会 参議院 本会議 第3号 令和5年10月25日
世耕議員は、需要が冷え込んでいてデフレ(GDPギャップがマイナス)になっている、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は長い間、世界最低水準の0%に留まり、デフレを脱却できていませんでした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
選挙区の定数削減に伴い、和歌山県の定数は3区から2区になります。和歌山旧3区の得票率は以下の通りです。
(有効投票数137,454票 投票率57.94%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
二階 俊博※ | 69.3% (102,834票) |
畑野 良弘 (共産、落選) | 14.0% (20,692票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ