理由:「財政出動」に反対するため
2012年5月の特別委員会で、財政について議論していました。
非常に達成が厳しい
丹羽議員は、まず基礎的財政収支について議論しました。基礎的財政収支とは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
国、地方の基礎的財政収支について、遅くとも2015年度までには赤字の対GDP比を2010年から半減、2020年までには黒字化という収支目標を、ホームページ上にも挙げられております。
去年の東日本大震災以来の復興予算また経済活動の縮小もあり、今言った目標というのは非常に達成が厳しいように思われますが、これを変えられるおつもりは、財政健全化に向けた目標をお伺いしたいと思います。
第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号 平成24年3月2日
丹羽議員は、東日本大震災が原因で、基礎的財政収支を目標期限までに達成することができなかった、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。震災にも関わらず、丹羽議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
証明されたんじゃないでしょうか
2012年5月の特別委員会で、国債について議論しました。 国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
先般、民間格付会社が日本の長期国債の格付をダブルAマイナスから一段階引き下げ、シングルAプラスに格下げしました。この格下げ理由については、財政健全化に向けた取り組みが切迫感に欠けている点を指摘し、その政治リスクが起因としています。
…今回の日本国債格下げについて、その決意の本気度が国際社会まで伝わっていないということが証明されたんじゃないでしょうか。
第180回国会 衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号 平成24年5月24日
丹羽議員は、政権の財政健全化に対する本気度が足りないため、国債の信用が失われた、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本国債の金利は、世界で最も低く、安全な資産でした。
危惧されるようなこと
2012年11月の財務金融委員会で、再度、国債について議論しました。
まさに日本国債の格下げの可能性も増加しているという話、経済雑誌でも出ていましたし、そして、12月4日の10年物国債の入札、国債発行をとめるという話も実際問題として上がってきています。
日経新聞なんかにも載っています。そういった中で、足元の国債発行が危惧されるようなことはあってはいけないというふうに思っています。
第181回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号 平成24年11月9日
丹羽議員は、国債の発行が覚束ない事態になる、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
スピード感をもって対処してこられました
2019年3月1日の本会議で、水道の民営化について議論しました。
根本大臣は、昨年10月に厚生労働大臣に就任して以来、…水道法改正法案…等々、さまざまな課題に、決断すべきことは決断するという姿勢で、スピード感を持って対処してこられました。
今後、改めて社会保障、働き方改革の本質に立ち返り、この先の我が国の経済や社会の姿を見据え、安倍内閣の最大のチャレンジである、全ての世代が安心できる社会保障の構築に向けた検討を着実に進めていただきたい。
第198回国会 衆議院 本会議 第8号 平成31年3月1日
丹羽議員は、根本大臣が水道の民営化に素早く対応してきたため、今後も留任するべきだ、と主張しました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率58.3%で当選しました。
(有効投票数233,379票 投票率54.83%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
丹羽 秀樹 | 58.3% (131,168票) |
松田 功 (落選) | 33.0% (76,912票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ