理由:「財政出動」に反対するため
2014年6月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
財政構造が金利変動に対して極めて脆弱な構造である
小林議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
さて、視察先で、国債市場についても御意見をたくさんいただきました。
…4月の14日には新発10年物国債の取引が成立しませんでしたし、全体としての流動性が低下してきている傾向というのは事実なんだと私は見ております。
その中で、財政構造が金利変動に対して極めて脆弱な構造である中で、国債市場の流動性を確保していくことは極めて重要な課題だと思います。
第186回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号 平成26年6月3日
小林議員は、国債の買い手が付かず、売れ残る可能性が高まっている、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債の金利は、一貫して下がり続けました。低金利でも購入を希望する投資家が大勢いたため、売り残ることはありませんでした。
当たり前の話だと思います
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
今、厳しい財政事情のもとで、2020年のPB黒字化達成に向けて、財政収支が拡散しないような努力というのを、政治家として全力を尽くすというのは当たり前の話だと思いますけれども、一方で、私自身は、本当に2020年までこの日本の財政がもつのかどうかというような懸念を個人的に抱いております。
第186回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号 平成26年6月3日
小林議員は、歳出の削減に努めることは当然の責務である、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。小林議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
後押しして頂きたい
さらに、消費税について議論しました。
年内に総理が判断されるとされている、消費税率のさらなる引き上げにつきましては、麻生大臣そして古川副大臣を初め、ここは責任を持ってしっかりと後押しして頂きたいと思いますし、また、財政健全化のめどが立たない中で日本銀行の出口戦略というのはかなり大きなリスクを伴うと思いますので、黒田総裁としっかり連携をしながら頑張っていただきたいと思います。
第186回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号 平成26年6月3日 (平成26年4月に8%へ増税)
小林議員は、消費税を8%から10%に引き上げるべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率68.1%で当選しました。
(有効投票数152,190票 投票率50.94%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
小林 鷹之 | 68.1% (103,690票) |
白石 ちよ (落選) | 31.9% (48,500票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ


経産省の試算によれば、ヘルスケア関連市場は、2,025年には33兆円規模に成長すると予想されています。まさしく成長戦略の重要な分野の一つだと思います。
…こうした環境のもとで、個人の健康、医療データを集積、統合し、それをデジタル技術やAIによって解析をして利活用する、すなわち、データヘルスケアを推進することで、早期予防を可能にし、健康管理や医薬品開発の効率化、迅速化を実現し、ヘルスケア産業全体の生産性向上や技術革新を促すことが可能になります。同時に、医療費の抑制を通じて財政健全化にも貢献すると思います。
第197回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号 平成30年11月14日