理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2011年11月の決算行政監視小委員会で、財政について議論していました。
相当な歳出削減をしなければ、プライマリーバランスの実現はできませんね
河野議員は、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
役人に聞いているんじゃありません、これは政治の問題ですから、官僚は黙っていてください。
つまり、プライマリーバランスを実現するというのは、今現在歳入を超える借金が、役人は余計なことをやらぬでいいです、政治の判断を聞いているんです。
歳入を超える借り入れをしているのが今の日本の予算の現状です。この赤字を削減して、少なくとも相当な歳出削減をしなければ、プライマリーバランスの実現はできませんね。
第179回国会 衆議院 決算行政監視委員会行政監視に関する小委員会 平成23年11月17日
河野議員は、プライマリー・バランスを達成するために、歳出を大幅に削減しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。河野議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
万が一、金利が上がっていく
2019年3月の特別委員会で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
かなり(藤巻健史)委員のお考えと私、近いと思っておりまして、こういう財政状況の中で…これから先、今は非常にゼロ金利、マイナス金利でございますから、国債費が限られている中で…今後、万が一金利が上がっていくというようなことがあって国債費が伸びれば財政の制約というのはますます大きくなっていく中で、この財政支出に相当厳しい優先順位を付けて、どこかから先は出さないということをやらざるを得ないときが来る可能性もあるというふうに思っております。
第198回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号 平成31年3月19日
河野議員は、国債の金利が急上昇するかもしれない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。長期債務残高が増えるに従って、逆に金利は下がり続けたことを示しています。
消費税20から26%
2019年4月の外務委員会で、消費税について議論しました。
昨日、OECDのグリア事務局長と会談をいたしました。この消費税20から26%というのは、これは純粋に、今の財政を均衡させるために…純粋に消費税の税率のみで調整をしようとした場合…単純に、数理的に計算をしただけでございますので、何か特定の政策を求めているわけではないというふうに認識をしております。
いずれにしろ、こうした財政、非常に厳しい状況でございますので、政府としてしっかりと、今立てている財政の目標を後退させることなく、財政再建に努めてまいりたいと思います。
第198回国会 衆議院 外務委員会 第8号 平成31年4月17日
河野議員は、歳出を削減しない限り、消費税を26%まで増税する必要がある、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率79.3%で当選しました。
(有効投票数265,392票 投票率57.32%)
当選者と次点 | 得票率 |
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河野 太郎 | 79.3% (210,515票) |
佐々木 克己 (落選) | 17.5% (46,312票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ