理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2021年10月に自民党へ復党しました。2013年11月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
要は税収を上げたいんです
田野瀬議員は、まず消費税とワニの口について議論しました。ワニの口とは、歳出をワニの上顎、歳入を下顎に見立て、年々増加している財政赤字をたとえたものです。
我々は、歳入歳出の現状がこのような状態でございます、なので、いわゆるワニの口を閉じるために果断に政策を進めていきたいんですというふうに言ったり、または、決して安直に税金を上げたいわけではないんです、要は税収を上げたいんです…
…今、なぜ消費税率引き上げが必要なのか。なぜ財政再建が必要なのか。その施策がどのような意味を持つのか。いろいろな場面で既に御説明をいただいているところではあるんですけれども、いま一度、未来を担う子供たちにもわかるように、ぜひわかりやすく御説明をお願いいたしたいと思います。
第185回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号 平成25年11月6日
田野瀬議員は、財政赤字が年々増加しているため、消費税を上げる必要がある、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
ぜひ取り組んでいただけたらと思います。
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
2015年プライマリーバランス赤字半減目標、または2020年の黒字化目標は達成可能なのか、現在想定している施策で十分なのか、大胆な歳出の切り込みや金融政策そして規制緩和等、さらに思い切った施策を講じるべきではないのか、等々についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。
…ありがとうございました。今、現状が異常である、そして次世代のためにも放置はだめで、社会保障、財政健全化は大変重要であるという御答弁をいただきました。引き続きぜひ取り組んでいただけたらと思います。
第185回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号 平成25年11月6日
田野瀬議員は、プライマリー・バランスを達成するために、政府支出の削減に取り組んで欲しい、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。田野瀬議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
公債残高が毎年毎年増加をしておりまう
2015年3月の財務金融委員会で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
我が国の財政状況、これを考えさせていただきますと、公債残高が毎年毎年増加をしております。また、東日本大震災からの復興等に向けましても、必要な予算措置というのも今後また見込まれておるわけでございまして、このため、財政の健全化、また、それに加えまして、予算の厳格な評価、検査というところが本当に大きな課題となってきておりまして、この点からも会計検査院の役割は一層重要になってきておる、そのように認識をいたしております。
第183回国会 衆議院 議院運営委員会 第31号 平成25年5月28日
田野瀬議員は、国債の発行残高が累積しているため、その発行を抑えなければならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
何とか閉じたい閉じたい
次に、政府債務とワニの口について議論しました。
27年度の改正におきましては、消費税率の引き上げ延期というのが大きなメーンになるテーマではあるんです…所得税、法人税、消費税、この三つが我が国の税収の70%を占めておるわけなんですけれども、それぞれが近年着実に増加いたしておるわけでございます。
もう一つ言いますと、一般会計税収と歳出総額、折れ線グラフであらわしたいわゆるワニの口と言われる、歳出と収入があって、ばっと開いていっておったんですけれども、そのワニの口を何とか閉じたい閉じたいと思っていたんですけれども、そのワニの口のグラフにおきましても、その口を閉じる方向でここ数年は推移しているということが言えると思います。
第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成27年3月4日
田野瀬議員は、ワニの口を閉じたい、すなわち財政赤字を0にしたい、と主張しました。

上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。海外の政府は、債務を日本以上に拡大させています。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率49.2%で当選しました。
(有効投票数187,920票 投票率57.00%)
当選者と次点 | 得票率 |
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田野瀬 太道 | 49.2% (92,379票) |
原山 大亮 (落選) | 22.3% (41,897票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ