理由:「財政出動」に反対するため
2016年3月の本会議で、財政について議論していました。
身を切る改革も無駄の削減もなしに、歳出の規模ばかり大きくして
井上議員は、まず政府予算の規模について議論しました。
この予算案では、経済成長の実現にも将来の財政再建にも道筋が見えません。身を切る改革も無駄の削減もなしに、歳出の規模ばかり大きくして、それを将来の消費増税で賄おうという姿勢がはっきりしているからであります。
この3年間、政府予算の歳出は96兆円を超えており、補正予算も3兆円を超えています。つまり、合計で100兆円規模の予算が組まれてまいりました。
第190回国会 衆議院 本会議 第13号 平成28年3月1日
井上議員は、政府の予算規模が過大である、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。井上議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
名目3%…きわめて楽観的な成長シナリオ
次に、経済成長と財政政策の関係について議論しました。
しかし、実質GDPの伸び率は、平成25年に1.4%となった後は、平成26年には0%、27年は0.4%です。景気対策と称して財政支出をふやせば、それだけで成長するという時代はとっくに終わっています。…
平成32年度のプライマリーバランス均衡の道筋はいまだに見えません。名目3%、実質2%という内閣府の極めて楽観的な成長シナリオによっても、平成32年度のプライマリーバランスは▲6.5兆円であります。やはり歳出削減は必要であり、今から準備が必要と考えます。
第190回国会 衆議院 本会議 第13号 平成28年3月1日
井上議員は、名目成長率が3%に届くはずがない、と主張しました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。アメリカを例に挙げると、約4~5%で成長しているため、3%は十分実現できる目標でした。
財政を公債頼りにすることの弊害について、政府はもっと深刻に受けとめるべきです
2018年2月の本会議で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
…政府予算の歳出は4年連続で96兆円を超え、補正予算と合わせて100兆円規模の予算が組まれてきました。
公債残高はふえ続け、865兆円にも上ることが予測されるなど、財政状況は深刻であり、財政を公債頼りにすることの弊害について、政府はもっと深刻に受けとめるべきです。
第196回国会 衆議院 本会議 第7号 平成30年2月28日
井上議員は、国債を発行してはならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率48.2%で当選しました。
(有効投票数211,680票 投票率49.31%)
当選者と次点 | 得票率 |
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井上 英孝 | 48.2% (102,113票) |
大西 宏幸(落選) | 26.6% (56,347票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ