理由:「財政出動」に反対するため
2013年6月の総務委員会で、財政について議論していました。
どうしてもやっていかなければならない
武村議員は、まず行政改革について議論しました。行政改革(略して行革)とは、政府支出を削減する取り組みをいいます。
続きまして、法務局の統廃合について御質問をさせていただきます。
私の選挙区である滋賀3区、これは…草津市、守山市、栗東市、野洲市、4市から成る地域です。この地域に法務局の出張所が、現在、草津市と守山市、それぞれ1カ所ずつ、2カ所ございます。この2つの出張所を大津市の法務局に統合するという案、これが、地元の首長さん、そしてまた関係団体の方々に御説明がなされているところであります。
しかしながら、この4市というのは、地域的に大変緊密、一体としての地域性を持っている、そういった地域です。地域の実情としましては、例えば野洲市から大津の法務局にまで行く、この距離は大変大きいものとなっていまして、地元の御理解というのを得るのは大変厳しい状況にございます。こうした法務局の統廃合につきまして、その趣旨をお伺いいたします。
…私は、行政改革というものは、この厳しい財政状況の中で、どうしてもやっていかなければならない重要な問題だというふうに思っています。
第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号 平成25年6月21日
武村議員は、財政状況が厳しいため、住民が遠距離移動を強いられることになっても、法務局を廃止するべきだ、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して行政サービスの予算を確保すれば済む話でした。
歳出削減にこれまでも取り組んできておりまして
2016年11月の総務委員会で、政府支出について議論しました。
財政健全化についてでございますが、やはり、徹底的な歳出の重点化、効率化、こういったことによって歳出削減にこれまでも取り組んできておりまして、実際に成果も上げているところだというふうに考えております。
また、2,020年度のプライマリーバランス黒字化目標につきましては、2,018年度の時点で目標達成に向けた歳出改革等の進捗状況を評価する。そして、必要な場合には、デフレ脱却、経済再生を堅持する中で、歳出歳入等の追加措置等を検討することとしております。
第192回国会 衆議院 総務委員会 第5号 平成28年11月1日
武村議員は、目下、政府支出の削減に取り組んでいる、と答弁しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。武村議員のこうした取り組みによって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
所得を底上げする施策を盛り込んでいる
2016年10月の総務委員会で、経済の見通しについて議論しました。
我が国の景気の現状についてですが、…賃上げは3年連続で2%以上の引き上げ率となっております。
…ただし一方で、雇用者所得や企業収益の増加が十分に支出につながっておらず、個人消費や設備投資については力強さに欠ける動きとなっていると考えます。
…8月2日には未来への投資を実現する経済対策を閣議決定し、これを具体化する補正予算を成立させていただいております。この補正予算につきまして、国民全体の所得を底上げする施策を盛り込んでいるというふうに考えます。
そして、まず消費についてです。賃上げを、今春の3巡目だけにとどまらず4巡目、5巡目と続け、最低賃金の引き上げとあわせまして持続的な所得の向上を図ることで、将来の展望を明るいものとすることが重要であるというふうに考えます。
第192回国会 衆議院 内閣委員会 第2号 平成28年10月19日
武村議員は、補正予算が所得を底上げしている、と答弁しました。
上のグラフは、日本と外国の平均年収を比較したものです。日本の平均年収は、世界最低水準の伸び率でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率52.8%で当選しました。
(有効投票数155,131票 投票率57.43%)
当選者と次点 | 得票率 |
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武村 展英 | 52.8% (81,888票) |
高井 崇志 (落選) | 7.2% (11,227票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ