理由:「財政出動」に反対するため
2024年6月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
鈴木大臣の意気込みをお伺いしたい
岸議員は、まずプライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
25年度プライマリーバランス黒字化達成に向けて、今後も更なる歳出効率化を継続していかなければなりませんけれども、これまで、毎年にわたる骨太の方針でも、25年度の黒字化目標、これはずっと維持をされております。
残すところ、時間もあと僅かとなっておりますが、プライマリーバランス黒字化達成に向けた鈴木大臣の意気込みをお伺いしたいと思います。
第213回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 令和6年4月5日
岸議員は、プライマリー・バランス黒字化に向けて、政府支出を抑制するべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。岸議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
全力で取り組んでまいりたい
この岸議員の質疑に対して、鈴木財務大臣は次のように答弁しました。
…2025年度PB黒字化目標の達成には、高い経済成長と歳出効率化努力の継続、これの両立が必要でありまして、決して容易なものではありませんけれども、政府としては、デフレからの完全脱却を果たし、経済を立て直すことと併せまして、緊急時の財政支出を長期化、恒常化させないよう歳出構造の平時化を進めるとともに、行政事業レビュー等を活用することで、より一層の予算の効率化と無駄の削減に取り組むなど、歳出歳入両面での改革努力、これを着実に推進することが不可欠であると考えておりまして、目標の達成に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております。
第213回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 令和6年4月5日
鈴木財務大臣は、プライマリー・バランスの黒字に向けて、全力で政府支出を抑制していく、と答弁しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
是非取り組んでいただきたい
この鈴木大臣の答弁に対して、岸議員は次のように答えました。
ありがとうございます。まさに、経済成長と歳出効率化、これの両輪が必要だと考えておりますので、是非取り組んでいただきたいと考えております。
第213回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 令和6年4月5日
岸議員は、財務省のこれまでの現状維持の政策を容認しました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。日本は緊縮財政と消費増税を繰り返してきたことで、世界最低水準の経済成長率になっていました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率76.9%で当選しました。次の選挙では、岸信千代議員が出馬予定です。
(有効投票数142,850票 投票率51.61%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
岸 信夫※ | 76.9% (109,914票) |
松田 一志(落選) | 23.1% (32,936票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ