理由:「消費税の減税」に賛成するため(㊟:財政拡大は曖昧)
2020年5月の内閣委員会で、経済について議論していました。
すべきであると私は考えます
吉田議員は、消費税について議論しました。
自民党の中でも、有志の議員の先生がお集まりいただいて、消費税率を5%引下げの緊急声明を発表するなどという動きがあるのを承知しております。
そこで、財務省としては、この消費税減税を求める動きに対してどう考えるのか。私としては、もうこれは全てに対して、現行、軽減税率という形にして、最低でも1年ぐらい0税率にしてしまって、その後、10%から5%への引下げ、そういったことをすべきであると私は考えますが、財務省としてのお考え、消費税率の引下げを検討しているのであれば、検討状況をお答えください。
第201回国会 衆議院 内閣委員会 第13号 令和2年5月22日
吉田議員は、消費税を一旦0%にした後、最終的には5%にするべきだ、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
これらの国債の償還をどのようにしていくのか
2021年3月の内閣委員会で、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
新型コロナ感染症対策に使われるものが大宗を占めるとして、3次補正では、一般会計で新規の国債発行を80兆円…発行しています。…国債は補正予算で必要であるから発行した、これは当然理解しています。
しかし、国債の発行高は、短期のものを含めて1,200兆円規模になっています。これらの国債の償還をどのようにしていくのか、特に、増加した新規発行の80兆円の国債についてはどうしていくのか、官房長官、お答えください。
第204回国会 衆議院 内閣委員会 第5号 令和3年2月24日
吉田議員は、国債の返済方法について尋ねました。
上のグラフは、「国の借金」とよく報道される、長期債務残高の推移を示したものです。吉田議員は、これを問題視しました。
今のままの税収でそれを償還していくというのは非常に難しい
さらに、国債について議論を進めました。
ただ、今回、特別にやはり相当な額の国債を新規に発行をしているわけです。…これを償還するためには、このまま、今のままの税収でそれを償還していくというのは非常に難しい部分があるんじゃないかとみんな国民は思うわけです。
国民の皆さんは、消費税を上げるのかとか、金融課税を強化するのか、法人税を上げるのか、もしそういったちゃんとした具体的な方策がないのであれば、償還額がいたずらに増加するだけの無軌道、無計画に国債を発行したと理解される国民もいらっしゃるから聞いているんです。
しかし、もちろん、念のため申し上げておきますが、消費税は時限的であっても下げるべきであって、私は上げろとは決して言っておりませんので、そこは御留意ください。
第204回国会 衆議院 内閣委員会 第5号 令和3年2月24日
吉田議員は、税収だけで返済することは到底不可能である、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債で調達したお金を返済に充てれば済む話でした。
議論の内容に基づき「消費税の減税」に賛成する意見を優先して「投票候補㊟」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率47.6%の次点で当選しました。
(有効投票数192,802票 投票率49.49%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
熊田 裕通※(自民) | 48.8%(94,107票) |
吉田 統彦 (立民) | 47.6%(91,707票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ