理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
元総務省の官僚です。2016年10月の財務金融委員会で、消費税について議論していました。
消費税増税というのはなかなか実現できないんじゃないかな
重徳議員は、まず消費税の増税について議論しました。
…政局も含めて考えて、与野党で知恵を出していかなければ、消費税増税というのはなかなか実現できないんじゃないかなというふうに思っています。そして、これで合わせて4年間引き上げ時期が延期されるわけですが、その分だけ将来にツケが回っていくわけであります。
第192回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 平成28年10月28日
重徳議員は、消費税の増税を実現させるためには、政局を利用する必要がある、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
延期はできない、できるはずがないと私は思います
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
…今度の10%に引き上げるという時期は、31年の10月ということでございます。安倍総理大臣も3期目に入ることができれば、その判断をするのも安倍総理大臣ということになるのかもしれません。
プライマリーバランスの黒字化の期限が32年でありますので、もうそれ以上の延期はできないはずでありますが、しかしながら、まださまざまな事情で、またさらなる新しい判断が出てくるのかもしれません。そういったことについて、もうこれ以上の先送り、延期はできない、できるはずがないと私は思いますが、麻生大臣、いかがでしょうか。
第192回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 平成28年10月28日
重徳議員は、プライマリー・バランスの達成期限を延期してはならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。重徳議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
もう永久に達成できないんじゃないか
2017年4月の財務金融委員会で、物価について議論しました。
…なかなか物価安定目標は達成できないし、もう永久に達成できないんじゃないか、こういう見通しもあるわけであります…
そうなると、なおさら今の金融緩和の政策の持続性というものに疑問もついてくるという環境に今追い込まれているんじゃないかと思っております。
…要するに、一気に国債を放出するようなことをしたら金利に与える影響も甚大になるわけでありますから、この物価目標をいつ達成するのかというのは、その目標時期もどんどん先延ばしになっているわけでありますが、その後の、出口戦略にかかる期間というのは、私は相当長期間になるんじゃないかと思うんです…
第193回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号 平成29年4月14日
重徳議員は、物価上昇率2%の目標を達成することは永遠にできない、と主張しました。
上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。それに対して外国は、毎年2%のペースで上昇しました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率52.7%で当選しました。
(有効投票数270,619票 投票率61.97%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
重徳 和彦 | 52.7% (142,536票) |
青山 周平※(自民、比例当選) | 47.3% (128,083票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ