理由:「財政出動」に反対するため
2022年11月の予算委員会で、財政について議論していました。
財政悪化は通貨の信認を低下させ
大西議員は、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
それでは、補正予算(の話)に戻りたいと思いますけれども、今回の補正予算、物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策の財政的な裏づけになる、こういう補正予算であります。
…今回の補正の財源というのは、22兆8000億円は国債で賄われているということでありますから、本年度の新規国債発行額は62兆円を超えている。財政悪化は通貨の信認を低下させて、やはり円安を加速させるおそれがある。
第210回国会 衆議院 予算委員会 第6号 令和4年11月25日
大西議員は、補正予算のせいで国債を過剰に発行しているため、国債の金利が急騰して円が紙くずになる、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本国債の金利は、世界で最も低く、安全な資産でした。
大盤振る舞い
次に、政府支出の規模について議論しました。
…この借金の問題ですけれども、これは中長期的には何とかしていかなきゃいけないと今総理も言われましたけれども、大盤振る舞いの結局ツケを払うのは、国民の皆さんになります。
…岸田政権、自民党、公明党が最近やっていること、まじで殺されるとか大げさじゃないから、年金支給料金引下げ、年金65歳まで支払い、国民健康保険2万円増額、道路使用税の新設、消費税の増税の検討。…総理、岸田政権は、中長期ではこの借金の問題を何とかしなきゃいけないと言っているということは、結局、いずれは、負担増や、あるいは社会保障の切下げによって帳尻を合わせる、こういうことでしょうか。
第210回国会 衆議院 予算委員会 第6号 令和4年11月25日
大西議員は、政府支出が過剰である、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。大西議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
やらざるを得ないんじゃないか
さらに、財源について議論しました。
先ほど泉代表とのやり取りでも、消費税はしばらく上げません、走行距離課税も考えていません、でも、一方で、防衛費も倍増して、そして国民に広く薄く負担してもらいますということも言っていますので、結局、やはりどこかで増税や、あるいは社会保障の切下げということをやらざるを得ないんじゃないかというふうに思います。
第210回国会 衆議院 予算委員会 第6号 令和4年11月25日
大西議員は、国債をこれ以上発行することはできないため、税金を上げるか、政府支出を削減しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率52.7%で当選しました。
(有効投票数254,236票 投票率61.56%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
大西 健介 | 52.7% (134,033票) |
石井 拓※ (自民、比例当選) | 47.3% (120,203票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ