理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2017年2月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
赤字国債も毎年毎年発行するのが常態化して
古川議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
私は、これだけ建設国債も発行して、かつ、赤字国債も毎年毎年発行するのが常態化して…
…我々も今法案を出しています。やはりもう少し、ただ建設国債とか赤字国債だけじゃなくて、財政規律をきちんと確保するような法律、枠組みというようなものをやはりつくることが必要じゃないか。
第193回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成29年2月15日
古川議員は、国債を発行してはならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
やっていくべきじゃないかなと思います
次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
今でも、一応政府としては、2,020年のPB黒字化の目標を立てて、18年には赤字幅をマイナス1%までにするというふうに言っていますけれども、今のを見ると、何かうやむやでこれも先延ばしされそうな雰囲気になっていますが、…枠組みはきちんと、財政規律、ちゃんと財政健全化目標を達成するというのは、やはり法改正も含めて、法律制定も含めてやっていくべきじゃないかなと思いますが、いかがですか。
第193回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 平成29年2月15日
古川議員は、プライマリー・バランスを達成するために、法律を整備すべきである、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。古川議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
予定どおり(消費増税を)やっておくべきだった
2017年4月の財務金融委員会で、消費税について議論しました。
突然、何かリーマン・ショック前夜という声が出てきて、実際にそれは起きなくて、今大臣がおっしゃっているような形で、今がもう消費税が十分上げられるような、そういう状況が整ってきているというんだったら、やはりこれは、今から振り返ってみれば、予定どおり(消費増税を)やっておくべきだったというふうに思うのが普通じゃないかと思いますが、どうですか、大臣。
第193回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号 平成29年4月25日
古川議員は、消費税の増税を延期せずに、予定通りやっておくべきだった、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率62.3%で当選しました。
(有効投票数210,815票 投票率53.44%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
古川 元久 | 62.3% (131,397票) |
中川 貴元 (自民、比例当選) | 37.7% (79,418票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ