理由:「財政出動」に反対するため
2022年1月の予算委員会で、財政について議論していました。
財政は健全であるべきだ
緒方議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
①ある政治家が、20円の紙代とインク代で1万円ができて、そして、それを使って日本銀行が国債を買い取って、1万引く20なので、恐らく9980円の利益があるということなんだと思いますが、そのお金を使って財政政策をやる限りにおいては後世にツケが回ることはない、そういう趣旨の話をしている政治家の方がおられます。
岸田総理は、この考え方に立ちますか。
②…今の、ある政治家と言いましたが、これは安倍元総理の講演でありまして。 私、岸田総理に若干の期待を込めて申し上げれば、やはり、金融政策、財政政策、時折こういった、とんでも論とか、MMTもそうだと思うんですけれども、社会的にというか、二、三十年前であれば、こんな議論、誰も受け付けなかったという議論が社会でまかり通るようになっていて、ちょっと私、すごく懸念をしているんですね。 財政は健全であるべきだと思います…
①第208回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和4年1月26日
②第208回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和4年1月26日
緒方議員は、国債を発行してはならない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
私はそう思うんです
次に、インフレについて議論しました。インフレとは、物価が上がり続ける現象をいいます。
根本のところで、インフレ率が2%になるまで財政政策は何をやってもいいみたいな、そんな議論がまかり通る世の中であってはならない、私はそう思うんです。なので、そういったところを、岸田総理、しっかりと取り組んでいただければと思います。
第208回国会 衆議院 予算委員会 第4号 令和4年1月26日
緒方議員は、インフレ率が2%に到達していなくても財政出動を行ってはならない、と主張しました。

上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は、世界最低水準の0%でした。用心すべきは、インフレではなく、デフレでした。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。緒方議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率48.1%で当選しました。
(有効投票数190,345票 投票率50.95%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
緒方 林太郎 | 48.1% (91,591票) |
三原 朝彦 (落選) | 40.2% (76,481票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ