理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
2018年11月の厚生労働委員会で、財政について議論していました。
消費税増税の必要性はわかっているつもりです、社会保障のためにも
山井議員は、消費税について議論しました。
私、根本大臣の言うこと、100%否定はしませんよ。しかし、バランスなんですよ。
なぜ、年金をカットして同時に100機もF35を買う、あるいは法人税減税も5年間で5.7兆円。私もスウェーデンに2年留学していましたから、消費税増税の必要性はわかっているつもりです、社会保障のためにも。
しかし、この5年間の安倍政権を見ていたら、消費税増税しながら、一番ふえているのは防衛費、そして社会保障はカットされ、そして法人税減税が大幅にされている。これでは、国民からすれば、年金や社会保障がカットされたお金が結果的には法人税減税や戦闘機に行くんじゃないかと。これでは消費税増税の理解は私は得られないと思います。
第197回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号 平成30年11月30日
山井議員は、消費税を上げる必要はある、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
ここは避けて通れない問題なんです
2024年5月の厚生労働委員会で、財源について議論していました。
…20年後とはいえ、約3兆円の年金増税というものになる可能性もあるということで、本当にこれは大きな議論なんですね。私たちも、民主党政権で年金改革の議論を長妻大臣、山井厚労政務官でやらせていただきましたけれども、やはりこの財源論、本当に大きな壁で、私たちも、空理空論というか、理想的なことばかり言う気はありません。
ただ、残念ながら、やはり国民の関心は、年金充実も大事だけれども、幾ら財源はかかるの、それは消費税増税なの、どうするのという、ここは避けて通れない問題なんです。
第213回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号 令和6年5月8日
山井議員は、年金の財源を確保するためには、消費増税の議論は避けられない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して財源を確保すれば済む話でした
消費増税か歳出削減か
次に、政府支出について議論しました。
先ほど言いましたように、5年間延長したら10万円、給付が増えるけれども、その前提は20年後に1兆円の負担増だと。これもお答えにくいのは分かっておりますが、あえて聞きますが、1兆円(の国民負担)というのはかなりの額ですからね、20年後とはいえ。どういう方法で財源を確保しますか、消費税増税か歳出削減か。
…やはり桁がでかいので気になるんですよ。選択肢を提示してもらうのでも結構ですから。例えば、歳出削減か増税かどっちかじゃないですか、そういうのでもいいんですけれども、今答えられる範囲で、一兆円の財源はどうするか、どういう選択肢を提示されますか。
第213回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号 令和6年5月8日
山井議員は、年金の財源を確保するためには、消費税を上げるか、政府支出を削減するか、どちらかの選択肢しかない、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。山井議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。消費税を上げず、かつ政府支出を増やすという選択肢は、山井議員の中にはありませんでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率45.2%で当選しました。
(有効投票数256,602票 投票率56.81%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
山井 和則 | 45.2% (116,111票) |
清水 鴻一郎※(落選) | 32.0% (82,004票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ