理由:「財政出動」に反対するため
前回選挙の九州ブロックで、公明党は比例4議席を確保し、浜地議員が名簿順位1位で当選しました。
国及び地方の財政が非常に厳しい
2018年4月の本会議で、財政について議論していました。
本格的な少子高齢化社会が到来する中、国民が真に豊かさを実感できる社会を実現するためには、効率的かつ効果的に社会資本を整備し、質の高い公共サービスを提供することが重要な課題です。
一方で、長期債務残高がGDPの2倍を超え、国及び地方の財政が非常に厳しい状況にある中、公共施設の整備と財政健全化の両立を図ることも喫緊の課題です。
第196回国会 衆議院 本会議 第18号 平成30年4月12日
浜地議員は、財政が厳しいため、社会資本に対する政府支出を抑制しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。浜地議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
PFI事業…なかなか進んでいないのが実感
次に、コンセッション方式について議論しました。コンセッション方式とは、自治体が公共施設の所有権を引き続き保有したまま、管理運営権を民間企業に譲渡する方式をいいます。
PFI事業の中で最も事業採算性が高く、かつ経済的波及効果があるのがコンセッション事業です。これまで、コンセッション事業は空港では既に複数の事業が開始され、また、愛知県では道路事業の運営も始まりました。旧奈良監獄などの文教施設、MICEなどのコンセッションも検討をされています。これらに比べ、上下水道についてはなかなか進んでいないのが実感です。
第196回国会 衆議院 本会議 第18号 平成30年4月12日
浜地議員は、上下水道の民営化がなかなか進んでいないため、コンセッション方式への転換を図るべきだ、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
官がやったとしても(水道料金は)…63.4%ふえる
2018年4月の内閣委員会で、水道のコンセッション事業について議論しました。
当然これは、日本政策投資銀行が出したデータでございますので、客観性はあるかと思いますけれども、完全な、政府としてのオフィシャルのデータではないわけでございますけれども、やはり水道料金の値上げというのは必至だろうと思っています。これは、官が今の状態でやった場合に、63.4%値上げしなきゃいけないというデータです。
第196回国会 衆議院 内閣委員会 第12号 平成30年4月20日
浜地議員は、このままでは水道料金が跳ね上がるため、水道のコンセッション方式を採用すべきだ、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本の国債は、世界で最も低金利の安全な資産になります。国債を発行して水道予算を確保すれば、値上げをせずに済む話でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票議席数
九州ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民党 | 8 |
立民党 | 4 |
公明党 | 4 |
日本維新の会 | 2 |
共産党 | 1 |
国民民主党 | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ