理由:「財政出動」に反対するため
2025年3月の予算委員会で、財政と農政について議論していました。
赤字国債を垂れ流す
黒岩議員は、まず国債について議論しました。
…最後に総理にお聞きしますけれども、先ほど申し上げた、ここまでの危機的状況ですよ。私は、どうも農家の皆さんも、何か農業というのは所得が上がらないねとずっと言われて、日本の常識、世界から見ればまさに非常識なんだけれども、そこにある意味抑え込まれて諦めてきた、そんなものかなと。
ともすると、農水省の皆さんも、そんなものかと思って諦めてきた。私は、この意欲の改革度というのが大変劣っていることが重要な問題だと思っています。
そこで、農水省の縦割りを除去するなんという矮小化した話じゃなくて、私は、国家プロジェクトが必要だと思っていますよ。
だから、スマート化だとか遺伝子組み換えとか、よしあしは別にしていろいろなことが絡んでくるときに、当然、経産省も絡んでくるでしょう、科学技術を持っている文科省も絡んでくるでしょう。先ほどの所得補償だって、赤字国債を垂れ流すわけにはいかないでしょう。
第217回国会 衆議院 予算委員会 第18号 令和7年3月3日
黒岩議員は、農家の所得補償のために国債を発行するわけにはいかない、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても支障ありませんでした。
このことをご判断いただけないでしょうか
次に、農業関連予算について議論しました。
そうしたら、農水省の中だけで自分の予算を削るといったって、加減がありますよ。では、国家予算を全部見る中で、食と農は国の礎と考えたときに、どこをどう予算づけするのか。この判断をできるのは日本でたった一人です。それは総理大臣だけです。
そういった意味で、総理大臣、この危機的、ともすると、もう危機的状況から衰滅的な状況になる、消滅的な状況になるような日本の農業を立て直すために、どうか、今申し上げた国家的なプロジェクトで挑む、このことを御判断いただけないでしょうか。お願いいたします。
第217回国会 衆議院 予算委員会 第18号 令和7年3月3日
黒岩議員は、農家に対して緊縮財政を決断すべきだ、と主張しました。

上のグラフは、G7の政府支出の伸び方を比較したものです。黒岩議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率49.3%で当選しました。
(有効投票数213,629票 投票率58.82%)
| 当選者と次点 | 得票率 |
|---|---|
| 黒岩 宇洋 | 49.3% (105,275票) |
| 斎藤 洋明※ (自民、比例当選) | 44.5% (94,984票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ


