理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
前回選挙の北関東ブロックで、公明党は比例3議席を確保し、輿水議員が比例順位2位で当選しました。2020年2月の内閣委員会で、財政について議論しました。
消費税の10%への引き上げが…再延期
輿水議員は、まず消費税について議論しました。
私たちは、日本が世界に誇る社会保障の充実、安定化と財政健全化の同時達成を目指し、社会保障と税の一体改革を進めてまいりました。
しかし、今回、世界経済が直面するリスクを関係諸国が一体となって回避するために、医療や介護などを支える消費税率の10%への引き上げが平成31年10月まで再延期されることとなりました。
第192回国会 衆議院 本会議 第5号 平成28年10月18日
輿水議員は、消費税の増税を延期すれば、社会保障の財源を確保することが覚束なくなる、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けていました。
財源の確保が必要です
次に、社会保障の財源について議論しました。
一方で、2012年には約1500万人だった75歳以上の高齢者数は、2015年には約1700百万人、そして2025年には約2200万人と推計されており、このように急激に進行する高齢化への対策は確実に進めなければなりません。
…まさに、高齢化対策も少子化対策も待ったなしであります。そして、これら社会保障分野についての多くは地方公共団体からサービスが提供されており、地方財政計画に基づく適切な執行のためには安定的な財源の確保が必要であります。そこで、今回の消費税率の引き上げの延期による地方財政への影響はどの程度になると見込まれるのか、地方税収に加え、地方交付税の原資分への影響も含めて、お示しください。
第192回国会 衆議院 本会議 第5号 平成28年10月18日
輿水議員は、消費税の増税を延期したせいで、社会保障の財源を確保できなくなる、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
確実に実行されなければなりません
さらに、消費税について議論しました。
社会保障制度を初め、福祉、学校教育、消防、道路や河川等の社会基盤の整備など、国民生活に密接に関連する行政は、その多くが地方公共団体の手で実施されております。これらを安定的な財源のもとで実施することを考えると、平成31年10月の消費税10%への引き上げは、確実に実行されなければなりません。
第192回国会 衆議院 本会議 第5号 平成28年10月18日
輿水議員は、消費税を10%に引き上げなければならない、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費のGDPに占める割合を示したものです。大抵の国では家計消費が、GDPの半分以上を占めています。家計消費が伸びていないにも関わらず、消費税の引き上げはナンセンスでした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票議席数
北関東ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民党 | 7 |
立民党 | 5 |
公明党 | 3 |
日本維新の会 | 2 |
共産党 | 1 |
国民民主党 | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照