理由:「財政出動」に反対するため
2024年3月の予算委員会で、財政について議論していました。
政府支出がどこまで効果的かというのは疑問なんです
守島議員は、まず政府支出について議論しました。
…結構、政府支出が多くて、インフレを吹かしているというのは矛盾を感じてしまうんですね。政策効果単体としては…もちろんその効果というのは一定あるとは思っているものの、先日の公述人の話でも、経済の押し上げというのは、結局、インバウンドの状況とか、外部環境であったり、民間の努力の影響の方が多いんじゃないかというのが公述人の見解でした。
なので、政府支出がどこまで効果的かというのは疑問なんですし…
第213回国会 衆議院 予算委員会 第16号 令和6年3月2日
守島議員は、政府支出が経済に与える効果は疑わしい、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。そもそも日本の政府支出の伸び率は、世界最低水準でした。
国債費というものの発行も過去最高
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
そもそも…歳出規模というのは高止まりしていますし、国債費というものの発行も過去最高というふうになっています。
かつ、今予算で国債の利払い費の想定を17年ぶりに引き上げたということで、それを踏まえたら、肥大化した政府予算によって、今後、より財政というのは厳しくなって、結果的にまた国民負担にツケが回るというループが繰り返されて、可処分所得が上がるというような状況になるのかは本当に疑問であります。 政府は、昨年もプライマリーバランスの赤字額を引き上げたんですけれども、本当にこれは数年で黒字化、財政健全化というのはできるんでしょうか。総理、お答えください。
第213回国会 衆議院 予算委員会 第16号 令和6年3月2日
守島議員は、国債の発行額が過去最高になっている、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
今のままだったら破綻に向かう
さらに、政府債務について議論しました。
総理、とは言いつつも、元々2025年黒字化目標を立てていて、ずるずるずるずるこの財政の悪化というのを先送りしていて、なかなか健全化に向かっていないというのが現状なんですね。
先日も、先生方、公聴人で、巨額の債務状況など、今の財政では社会保障を始めとした制度の持続は困難で、今のままだったら破綻に向かうということを多くの方がおっしゃっていましたし、結局、政府の政策単体で見ると、赤字というか、財政支出上、マイナス面の影響が大きくて、中長期的に見ても、やはり政府の肥大化というのは止めるのが難しいというふうに僕自身は考えていますので、今の歳出状況に関しては、なかなか納得し難い状況にあるということだけお伝えさせていただきます。
第213回国会 衆議院 予算委員会 第16号 令和6年3月2日
守島議員は、政府債務が膨張しているので財政が破綻する、と主張しました。

上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。海外の政府は、債務を日本以上に拡大させています。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率48.5%で当選しました。
(有効投票数249,337票 投票率56.98%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
守島 正 | 48.5% (120,913票) |
左藤 章(落選) | 32.5% (80,937票) |
尾辻 かな子(落選) | 19.0% (47,487票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ