理由:「消費税の減税」と「財政出動」に賛成するため
2021年6月の本会議で、経済について議論していました。
消費税減税をするどころか
原口議員は、まず消費税について議論しました。
しかも補償なしの自粛要請ばかり。粗利補償や消費税減税をするどころか、家賃補助も持続化給付金も終わらせ、雇用調整助成金特別枠も小出しの延長を決めたのは、5月の末。
これでは経営者は、経営を続けることを断念せざるを得なくなるのではないでしょうか?「誰一人として解雇したことはありません。このままの経営では続けられないと今日、長年働いてくれた家族ともいうべき職工さん 13 人に解雇を告げます。」という経営者の方がおられました。
「どんな不況でも一人たりとも解雇しなかった松下幸之助さんを見習ってここまできましたが、それも今日で諦めることになりました。」と涙をこぼされました。潰れなくてよかった会社が潰れ、解雇されなくてよかった人たちが解雇されています。
第204回国会 衆議院 本会議 令和3年6月15日
原口議員は、消費税を減税することは当然である、と主張しました。
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
中国に追いつかれ追い抜かれ、水をあけられている状態です
次に、日本の経済成長率について議論しました。
…日本は、1995 年には、世界のGDPの17%もありました。それが今では5%足らず。中国に追いつかれ追い抜かれ、水をあけられている状態です。
緊縮・増税・支援打ち切り路線で格差が拡がり国民の所得伸び率も大きく落ち込みました。実質給与は、下がり続けています。そして雇用の調整弁にされているのが、女性、特に若年層の女性です。子どもの貧困も拡がっています。生きていけないと自死を選ぶ方々の声が総理には、聞こえませんか?
第204回国会 衆議院 本会議 令和3年6月15日
原口議員は、日本が全く経済成長していない、と主張しました。
上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。原口議員のいう通り、日本は世界最低水準の成長率でした。
第1次補正予算を組むことさえ拒否しています
続いて、財政出動(補正予算)について議論しました。補正予算とは、政府が組む本予算とは別に、その時の経済環境に応じて追加で組む予算をいいます。
米国では、3次にわたる特別給付金をはじめ、約563 兆円にも及ぶコロナ対策予算が組まれています。他の国々も大胆な救済策を講じています。
しかし、菅内閣は、世界有数の予算を組んだと言いながら、多額の執行残を理由に第一次補正予算を組むことさえ拒否しています。執行残は、それだけ国民に届けられなかったことであり、反省すべきです。
第204回国会 衆議院 本会議 令和3年6月15日
原口議員は、日本の財政出動(政府予算)の規模が小さい、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。平時はおろか、コロナ禍ですら補償を渋っていました(例えば、アメリカの場合、自動振込)。
デフレの衰退の淵を抜け出せず
最後に、デフレについて議論しました。デフレとは、需要が供給を下回ることにより、物価が下がり続ける現象をいいます。
IMF などの経済予測でも他の先進国が V 字回復ともいうべき経済成長が予測されているのに我が国は、デフレの衰退の淵を抜け出せず、相変わらずの低い成長です。
さすがにこれには与党議員からでさえ大型の補正予算を求める声が上がっているのではないですか?このまま国会を閉じて助けられる国民を助けないのですか?
第204回国会 衆議院 本会議 令和3年6月15日
原口議員は、日本がデフレを抜け出していない、と主張しました。
上のグラフは、各国の物価上昇率を比較したものです。日本は長い間、世界最低水準の0%に留まり、デフレを脱却できませんでした。
議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率50.0%で当選しました。
(有効投票数184,771票 投票率56.19%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
原口 一博 | 50.0% (92,452 票) |
岩田 和親※(自民、比例当選) | 50.0% (92,319票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ