理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
旧大蔵省の元官僚です。
広く薄く消費税を通じて負担をしていただくという考え方は極めて重要です
2019年2月の予算委員会で、消費税について議論しました。
社会保障、子育ての財源を確保するために、広く薄く消費税を通じて負担をしていただくという考え方は極めて重要です。
しかし、それを実行するための対策としては極めてちぐはぐなもので、社会に与える影響は極めて大きいということは言わざるを得ない…
第198回国会 衆議院 予算委員会 第12号 平成31年2月22日
大串議員は、消費税収は財源として重要である、と主張しました。
![日本の家計消費は、世界最低水準の伸び率](https://www.fukurou.win/wp-content/uploads/2021/05/the-worst26.png)
上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
消費税と一体としてこれらの問題(財政赤字)を考えていく
2019年3月の本会議で、財政と消費税収について議論しました。
…今回の予算案に盛り込まれている、消費税率の引上げとそれへの対応策についても、国民のためになるとはとても思えません。
もとより、少子高齢化が進む日本において、社会保障制度を持続可能なものとし、また適切な子育て支援を行っていきつつ、将来への財政赤字のツケ回しを減らしていくために、消費税と一体としてこれらの問題を考えていくことの重要性は言うまでもありません。
第198回国会 衆議院 本会議 第8号 平成31年3月1日
大串議員は、消費税収を使って財政赤字を減らすことが重要である、と主張しました。
![](https://www.fukurou.win/wp-content/uploads/2022/07/national-government-bond22.png)
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本の国債は、超低金利の安全な資産になります。消費税収が0でも、その税収に相当する国債を発行すれば済む話でした。
聞いて腰を抜かしました。10兆円も。
2020年6月の予算委員会で、政府支出(予算)について議論しました。
しかし、今回の補正予算、私は、税金の使い道として、きっちり見ていかなければならない点がたくさんあると思うんですよ。その最たるところが、予備費の10兆円です。予備費というのは…憲法に、予算というのは国会で事前に承認しなきゃならない、いわゆる事前承認制度、財政民主主義ですね、こう書かれている。
例外として、予見できないことに対応するためにあらかじめ予備費というものを設けることができると決められていますね。この予備費は、国会に諮らないで内閣の権限で使うことができる、こうなっています。
どのくらいの予備費が今回措置されるのかなと私は思って見ていたんですけれども、何と10兆円。聞いて腰を抜かしました。10兆円も。内閣の自由な判断で、国会に事前に相談もせずに、自由に使えるお金が10兆円。毎年の予算での予備費が5千億円であることを考えると、20年分の予備費を今回1回の補正予算で積んでいる。
しかも、第1次補正予算も含めると、今年度既に2兆円の予備費を積んでいる上にですからね。これは相当な、ある意味、財政民主主義と言われる、国会の目を通じて、国民の目を通じて予算を統制していこうということに反した行為になっているわけですね。
第201回国会 衆議院 予算委員会 第26号 令和2年6月9日
大串議員は、予算を憲法に規定された10兆円の上限額まで計上してはならない、と主張しました。
![日本は、世界最大級の緊縮(きんしゅく)財政](https://www.fukurou.win/wp-content/uploads/2021/05/the-worst29.png)
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。大串議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率52.0%で当選しました。
(有効投票数204,832票 投票率60.75%)
当選者と次点 | 得票率 |
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大串 博志 | 52.0% (106,608票) |
古川 康※ (自民、比例当選) | 48.0%(98,224票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ 政府・官による公式資料