理由:「消費税の減税」と「財政出動」に反対するため
前回選挙の南関東ブロックで、公明党は比例2議席を確保し、古屋議員が名簿順位1位で当選しました。
どこからこの財源を引き出してくるのか
2010年11月の厚生労働委員会で、財源と国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
雇用保険2事業について、内訳はこのようになっているわけでございます。…これを一般会計でやる、どこからこの財源を引き出してくるのかということであります。
…24年度以降の予算編成にこれをきちっと反映させて、すべてを一般会計で行っていくという方針でいらっしゃるのか。今後は、この仕分けの作業を政策決定プロセスの中でより明確に位置づけて、…どのように効率的に予算を編成していくのか、これが今後問われてまいります。
新たな無駄を生まない仕組みづくり、あるいは長期の財政健全化、そのモデルをつくっていくことが大事なのではないかと思っております。
第176回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号 平成22年11月12日
古屋議員は、雇用保険に必要な財源をどこから引っ張ってくるのか、と質問しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行して予算を確保すれば済む話でした。
将来世代にそのツケを回すことにつながりませんか
2011年2月の本会議で、政府債務について議論しました。
マニフェストで約束した無駄遣いの一掃による財源捻出が極めて不十分なまま、かつ、赤字国債を発行したままに子ども手当を支給していることは、将来世代にそのツケを回すことにつながりませんか。
財源の裏打ちもないにもかかわらず支給増にこだわり、早急に必要な子育て支援策も実現できないというのでは、国民の支持は到底得られるものではありません。
第177回国会 衆議院 本会議 第5号 平成23年2月24日
古屋議員は、国債の発行が将来世代のツケになる、と主張しました。

上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。海外の政府は、債務を日本以上に拡大させています。
消費税10%…を使って財源を生み出すという大きな決断
2021年3月の文部科学委員会で、消費税について議論しました。
2019年10月から、消費税引上げによる税収を活用いたしまして幼児教育、保育の無償化という制度が施行されまして、はや1年半が過ぎようとしております。
…まず、政府・与党として、全世代型社会保障の構築に向けて、消費税率10%への引上げ増収分を使って財源を生み出すという大きな決断で、少子化を克服する、子育て世代の負担を軽くするという強いメッセージを発信して、未来の宝である子供たちを社会全体で育てていくという大きな第一歩になったと考えております。
第204回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号 令和3年3月24日
古屋議員は、財源確保の観点からすると、消費税を10%に上げるという判断は評価に値する、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
議論の内容に基づき「以外に投票」する議員に分類しました。
2021年衆院選の得票議席数
南関東ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
政党名 | 議席数 |
---|---|
自民党 | 9 |
立民党 | 5 |
日本維新の会 | 3 |
公明党 | 2 |
共産党 | 1 |
国民民主党 | 1 |
れいわ | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ