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【愛知14区】自由民主党「今枝 宗一郎」:投票候補

愛知
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理由:「財政出動」に賛成するため

2021年2月の財務金融委員会で、財政について議論していました。

どのように考えておられるのか

今枝議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。

今回の(国債に関する)法案の第3条において、令和3年度から7年度の間の延長というのを求めているわけであります。

…(国債の発行を)複数年度化をすることによって日本の財政再建への工程が後退をするかとか、また、複数年度化で財政規律が緩むんじゃないかとか、そういった可能性については末澤参考人はどのように考えておられるのか、教えていただければと思います。

第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 令和3年2月22日

今枝議員は、国債の発行を単年度から複数年度の単位に変更しても支障ない、という言質を専門家から引き出そうとしました。

国債の金利と長期債務残高の推移
出典:財務省『我が国の1970年度以降の長期債務残高の推移』 統計表『金利情報』参照

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありません。

お考えのことがありましたらお聞かせいただければと思います

次に、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。

…今回の特例公債法案の第四条におきまして、これまでは「国及び地方公共団体のプライマリーバランスの黒字化に向けて」というような文言があったわけなんですけれども、今回は「財政の健全化に向けて」という表現に変わっております。

この表現の変化というものが、例えば財政再建への道にどういうふうに影響をするのか、しないのかするのか、また、その理由も是非、お考えのことがありましたらお聞かせいただければと思います

第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号 令和3年2月22日

今枝議員は、政府支出の規模を決めるに当たり、プライマリー・バランスを目安に据えるべきではない、という言質を専門家から引き出そうとしました。

日本は、世界最大級の緊縮(きんしゅく)財政
出典:IMF『General government total expenditure』参照

上のグラフは、各国における政府支出の伸び方を比較したものです。プライマリー・バランスを目安に置いたことで、日本は世界最低水準の伸び率になりました。

当初財務省は、2022年にプライマリー・バランスを黒字化させようと。…その分、財政出動を抑えて様々なコスト・カットという名で経済対策とかそういうことを(財務省は)したいと。「それじゃ駄目だ」と何とか2025というのにしたわけです。

今枝宗一郎 youtubeチャンネル『第5回 内需主導型経済、財源問題、デフレ脱却』2,021/4/16

今枝議員は、財務省が目指していたプライマリー・バランスの黒字化目標を、政務官時代に3年だけ遅らせました。

ちょっと変

同チャンネルで、債務対GDP比について議論しました。債務対GDP比とは、一般政府総債務を名目GDPで割ることによって計算されています。

本当は、このプライマリー・バランスの黒字化自体ですね、財政適正化、経済との財政との考え方からすると、ちょっと変なので、本当は債務残高対GDP比という、国債の積みあがった金額がGDPに比べてどういう比率にあるのか、という指標を一番の指標にする、というのが当面の考え方にしたかったんですけど、残念ながら力及ばす、申し訳ありませんでした。

今枝宗一郎 youtubeチャンネル『第5回 内需主導型経済、財源問題、デフレ脱却』

今枝議員は、政府支出の規模を決めるに当たり、債務対GDP比を目安に置くべきである、と主張しました。

出典:IMF『General government gross debt』参照、自国通貨建 アメリカだけ2001年以降のデータ

上のグラフは、分子に相当する政府債務の増え方を比較したものです。日本は外国と比べても、それほど増えていません。

出典:IMF『Gross domestic product, current prices』参照、自国通貨建 アメリカだけ2001年以降のデータ

上のグラフは、分母に相当する各国のGDP成長率を比較したものです。日本の債務対GDP比の値が突出して高い理由は、政府支出を抑え込んだことで、分母のGDPが全く伸びなかったためでした。

議論の内容に基づき「投票候補」の議員に分類しました。 

  1. 「財政出動」に賛成

2021年衆院選の得票率

得票率63.0%で当選しました。
(有効投票数181,311票 投票率62.26%)

当選者と次点得票率
今枝 宗一郎63.0% (114,160票)
田中 克典 (落選)  32.8% (59,462票)

投票候補としつつ、新しい立候補者と比較検討する

※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照

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