理由:「財政出動」に反対するため
2024衆院選で、初当選しました。2025年2月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
プライマリーバランス…黒字化…できない
矢崎議員は、プライマリーバランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
それでは、3つ目の質問をさせていただきます。こちらは、大臣の所信のところでもございました、早期のプライマリーバランス黒字化実現に向けて財政健全化に取り組んでいくということが書かれております経済財政運営と改革の基本方針2024について、御質問いたします。
まず1つ目ですけれども、こちらが昨年の6月に策定されたわけでありますが、その中の第三章の中で、プライマリーバランスが、2025年度の黒字化が視野に入る状況にあるというふうに示されておりました。しかし、実際には、2025年度予算では実現できないということになったわけでありますけれども、その要因について御説明いただければと思います。
第217回国会 衆議院 財務金融委員会 令和7年2月12日
矢崎議員は、プライマリーバランスの黒字化が達成できないことを、問いただしました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。矢崎議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
積みすぎではないか
次に、政府支出の削減について議論しました。
今御答弁いただきましたけれども、単年度の予算の弊害を改善するために、その一つとして基金の活用ということがございました。先ほど岡田議員からも、この問題点については指摘をされました。そしてまた、予算委員会でも、私たちの党からは、積み過ぎではないかということについて指摘をさせていただいております。
第217回国会 衆議院 財務金融委員会 令和7年2月12日
矢崎議員は、政府支出を削減するために、複数年度で予算の対応ができる基金を削れ、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
十分検討していただきながら
最後に、基金の削減について議論しました。
今御答弁いただきましたけれども、単年度予算の弊害として基金の運用というものが使われるというお話ではありますけれども、しかし、私たちが指摘をしているそういった部分(基金の予算を削れ)を考えますと、弊害を是正するために使っている基金の運用というところが、またかえって問題点があるというふうに私たちは思っております。
そういった部分を、今大臣の方で、不断の見直しということをおっしゃっていただきましたけれども、このことについては、やはり、私たちが指摘している部分についても十分検討していただきながら、基金の運用について、もう少し国民の理解が得られるようなそういったものにしていっていただければなというふうに思っております。
第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号 令和7年2月12日
矢崎議員は、政府支出の削減を政府に念押ししました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2024衆院選の得票率
得票率30.6%で当選しました。
(有効投票数215,820票 投票率53.21%)
| 当選者と次点 | 得票率 |
|---|---|
| 矢崎 堅太郎(立民) | 30.6% (66,031票) |
| 英利 アルフィヤ※1(比例当選) | 29.3% (59,636票) |
| 岡野 純子※2(国民、比例当選) | 23.6% (51,033票) |
※2 未掲載の現職
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ



