理由:「消費税の減税」に賛成するため(㊟財政拡大には反対)
2024衆院選の近畿ブロックで、共産党は比例2議席を確保し、辰巳議員が比例順位1位で当選しました。
消費税の減税に踏み出すべきではありませんか
2025年5月の予算委員会で、辰巳議員は、まず消費税について議論しました。
消費税減税について聞いてまいります。5月4日のJNNの調査でも、食料品の税率を下げるべき、一律で税率を下げるべき、消費税は廃止、これを合わせると78%が消費税の引下げを望むという結果であります。税率を維持、これはたったの19%でありました。
…総理、政治の一番重要な仕事というのは、国民の暮らしを守ることであり、出口の見えない不安を取り除くことだと思います。一番効果的なのが消費税の減税です。消費税の減税に踏み出すべきではありませんか、総理。
第217回国会 衆議院 予算委員会 令和7年5月12日
辰巳議員は、消費税の減税をするべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国における家計消費の伸び方を比較したものです。日本は、世界最低水準の伸び率でした。政府は本来、冷え込んだ消費を回復させるために減税すべき所を、逆に増税し続けました。
国債を発行して財源に充てる、そういう無責任
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
我が党が提案をしてきたのは全ての品目での一律5%減税なわけですけれども、現役世代も年金所得者も高校生も大学生も全員に減税になる、こういうことであります。平均世帯で大体12万円の減税額ということになります。私たちは、もちろん、国債を発行して財源に充てる、そういう無責任な提案はしません。
第217回国会 衆議院 予算委員会 令和7年5月12日
辰巳議員は、国債の発行は無責任である、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても支障ありませんでした。
国債、借金に頼らない恒久的な財源が必要
さらに、政府債務について議論しました。
我が党は、消費税が36年前に導入されるとき、その前から、消費税の導入そのものに反対をしてきた政党であります。1年とか2年の減税では国民の不安は解消されないと思います。一時的な減税にとどまらず、廃止すべきだと考えています。そのためには、国債、借金に頼らない恒久的な財源が必要だというふうに考えております。
第217回国会 衆議院 予算委員会 令和7年5月12日
辰巳議員は、財政を国債に頼るべきではない、と主張しました。

※アメリカは2001年以降のデータしか無いため、アメリカだけ2001年を1としている
上のグラフは、日本と海外の一般政府(国と地方を合わせた)総債務を示したものです。国債を増発しない政府、政府債務が増えない政府は、世界中に存在しません。
議論の内容に基づき「消費税の減税」に賛成する意見を優先して「投票候補㊟」の議員に分類しました。
2024衆院選 比例得票議席数
近畿ブロックでは、以下の通り、政党名を記載した票が集まりました。
| 政党名 | 議席数 |
|---|---|
| 維新 | 7 |
| 自民 | 6 |
| 立民 | 4 |
| 公明 | 3 |
| 国民 | 2 |
| 共産 | 2 |
| れいわ | 2 |
| 参政 | 1 |
| 保守 | 1 |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ



