理由:「財政出動」に反対するため
2008年2月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
厳しい目で見られている
盛山議員は、まず国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
日本の国債、これについての評価というのも一時大変悪い時期がありまして、また少し回復もしておりますけれども、長期債務のあり方というのでしょうか、日本の、我が国の財政、これについて国際的にやはり厳しい目で見られているのではないかと思うんですね。
第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 平成20年2月26日
盛山議員は、日本の国債が世界から低い評価を受けている、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本の国債は、世界で最も金利が低い安全な資産と見なされていました。
なかなか出てこない
次に、国債と長期債務残高について議論しました。
またそれが、我が国の国債の評価によってスプレッドが変わってまいりまして、結局最後は税金で負担をすることになるわけでございますけれども、国債の償還のところに影響が出てくるわけでございます。
その辺は、一般的な予算やそういう議論をしているときには、今の金利の状態が大体こういうところであるからということ以外にはなかなか出てこないと思うわけなんですけれども、やはり、長期的な国の収支、そういうことを考えますと、日本の長期債務をどういうふうに変えていくのか。
第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 平成20年2月26日
盛山議員は、金利だけで長期債務残高の安全性を判断するのは心許ない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。長期債務残高が増えるに従って、金利が下がり続けています。財政の健全性は、債務の規模ではなく、本来は金利で判断します。
私は考えているんです
さらに、政府支出について議論しました。
増税、歳出カット、そして景気の回復によっての自然増収、こういうことも全部ミックスしながら、日本の財政をどういうふうにしていくのか、こういうことを考えなければならないというようなお話があったかと思います。
…しかしながら、財政の規律、どこまでが限界であるのか、やはりそこら辺をよく考えながら、財政、金融という政策をしていかなければならない、そういうふうに私は考えているんですけれども、中里先生、もう少し御意見があればお尋ねしたいと思います。
第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号 平成20年2月26日
盛山議員は、政府支出を削減しなければならない、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。盛山議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
必要である、と私は考えております
2018年1月の予算委員会で、外国人労働者について議論しました。
少子高齢化の進展によりまして、今、人口は減少し、生産年齢人口も減っております。女性の活躍、高齢者の活用が求められているところでございます。
また、労働力の確保を図るため、外国人労働者への要望、こういったものも強まっているのが現状であります。労働力不足が前面に出がちでありますが、その一方で、家庭生活を充実させることは、すばらしい、誇りを持てる日本を実現するために必要であると私は考えております。
第196回国会 衆議院 予算委員会 第3号 平成30年1月30日
盛山議員は、外国人労働者をもっと受け入れるべきだ、と主張しました。
上のグラフは、外国人労働者数を示したものです。2017~19年までの間、毎年約20万人ずつ増加しました。そのペースが今後続いた場合、7年後には300万人を突破します。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率30.1%の次点で比例当選しました。
(有効投票数213,166票 投票率55.48%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
井坂 信彦※ (立民) | 36.9% (78,657票) |
盛山 正仁 (比例当選) | 30.1% (64,202票) |
一谷 勇一郎※ (維新、比例当選) | 25.0% (53,211票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
本記事に掲載されている経済のグラフ