理由:「財政出動」に反対するため
2024年4月の決算行政監視委員会で、財政について議論していました。
補正予算や予備費の規模が拡大している
遠藤議員は、まず政府支出の規模について議論しました。
独立財政推計機関に関して最後質問していきたいんですけれども、補正予算や予備費の規模が拡大しているというところなんですけれども…その中で、政府に設置をする方向性も考えられると思います。
独立した会計機関として会計検査院が存在もしていますし、会計検査院としては、独立機関の設置についてはどのようにお考えなのか、お尋ねしたいと思います。
第213回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号 令和6年4月8日
遠藤議員は、政府支出の規模が拡大しているので、財政にかかわる独立の推計機関を設けるべきだ、と主張しました。

上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。日本の政府支出の伸び率は、そもそも世界最低水準でした。
国際の利払い費が増える
次に、国債について議論しました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
財務大臣にもお尋ねしたいんですけれども、今金利のある世界に戻りつつあるということだと思います。財務省は、長期金利がこれまでの想定より1%上がった場合は、2033年度の国債の利払い費が更に8.7兆円増えるという試算をされています。
長期的な財政の推計を行うことは、必要性はあると思うんですが、財政機関を担う財務大臣としてはどのようなお考えなのか、お尋ねしたいと思います。
第177回国会 衆議院 予算委員会 第14号 平成23年2月18日
遠藤議員は、国債の金利が1%に上がれば、利払い費が増えて財政を圧迫する、と主張しました。

上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、発行額が増えても支障ありませんでした。
短期的な視線で判断しがち
最後に、今後の財政運営について議論しました。
政治は短期的な視線で判断しがちだと思いますので、長期的に推計をしていくという必要性もあると思いますので、是非検討いただきたいと思います。
第213回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号 令和6年4月8日
遠藤議員は、短期的な見通しでしか財政を見ていないので財政が拡大している、と主張しました。

上のグラフは、各国の成長率を比較したものです。遠藤議員のこうした議論によって、日本は緊縮財政を繰り返してきたため、世界最低水準の経済成長率になっていました。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率29.5%の次点で比例当選しました。
(有効投票数222,784票 投票率61.59%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
谷 公一※(自民) | 42.5% (94,656票) |
遠藤 良太(比例当選) | 29.5% (65,714票) |
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ