理由:「財政出動」に反対するため
2021年3月の財務金融委員会で、財政について議論していました。
緩みがちな財政規律が更に緩んでしまう
櫻井議員は、プライマリー・バランスについて議論しました。プライマリー・バランスとは、歳出を税収の範囲で賄うというルールで、政府支出を抑え込むために設けられています。
本法案では、4条において「国及び地方公共団体のプライマリーバランスの黒字化」を「財政の健全化」に変更しました。財政規律を担保するはずの文言が削除されてしまい、緩みがちな財政規律が更に緩んでしまうのではないのかと懸念いたします。
第204回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号 令和3年3月2日
櫻井議員は、プライマリーバランスの文言を法案から削除したため、政府支出が膨張してしまう、と主張しました。
上のグラフは、各国の政府支出の伸び方を示したものです。櫻井議員のこうした議論によって、日本は世界最低水準の伸び率になりました。
赤字国債、財政悪化が懸念されるところです
2022年12月の財務金融委員会で、国債について議論していました。国債とは、税収だけでは予算に届かないため、政府が資金調達するために発行する債券をいいます。
今回、異次元の金融緩和の結果について、改めて質問させていただきます。これは既に予算委員会、そして財務金融委員会でも何度も質問のあったところではございますが、やはり、今のこの物価高で国民の暮らしがどんどん厳しくなっている。
補正予算で、補助金で物価を抑え込もうとしておりますが、しかし、補助金の財源は赤字国債、財政悪化が懸念されるところです。
第210回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号 令和4年12月6日
櫻井議員は、財政が悪化するので国債を発行してはならない、と主張しました。
上のグラフは、長期債務残高と国債の金利を示したものです。国債は超低金利の状態にあるため、国債を発行しても何ら支障ありませんでした。
長期の金利が上がった
次に、国債の金利について議論しました。
これは、やはり、日本銀行の財務状況が悪くなっていくということになると、逆に、今の総裁の答弁、裏返して読めば、財務が悪くなれば適切な金融政策ができなくなってしまう、そんなリスクがあるという御発言です。
今…長期の金利(国債の金利)が上がったりというようなことで、それだけでこれだけ日銀の財務に影響を与えているということですから、今後、出口をもし検討するということになれば、更なる財務悪化というのが懸念されるわけでございまして、本当に難しい政策というか、ところに入ってしまったというふうに懸念をしているところでございます。
第210回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号 令和4年12月6日
櫻井議員は、国債の金利が上がり、日銀の財務状況が悪化している、と主張しました。
上のグラフは、日本と外国の国債金利を示したものです。日本国債の金利は、世界で最も低く、安全な資産でした。
議論の内容に基づき「以外に投票する」議員に分類しました。
2021年衆院選の得票率
得票率30.4%の3位で比例当選しました。
(有効投票数254,420票 投票率55.58%)
当選者と次点 | 得票率 |
---|---|
市村 浩一郎 | 35.2% (89,571票) |
大串 正樹※1 (自民、比例当選) | 34.4% (87,502票) |
桜井 周※2 (比例当選) | 30.4% (77,347票) |
※2 「以外に投票する」現職
※衆議院インターネット審議中継及び総務省選挙関連資料 参照
同じ選挙区から出馬した現職 本記事に掲載されている経済のグラフ